抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論文では,ネイティブコードにコンパイルされたSML#プログラムをデバッグする環境を提案する。SML#は,C言語との直接連携や並列に動くマルチスレッドのサポートを持つ関数型言語である。これらSML#特有の機能を駆使して書かれた関数型のプログラムの動作は,関数型言語としての記号的なプログラムの評価規則だけでなく,C言語などと同様に,オペレーティングシステムの振舞いや,ネイティブコードレベルでのレジスタやメモリの扱いにも依存しうる。このようなプログラムのデバッグを行うためには,単にSML#のソースコードレベルで実行を追跡するだけでなく,SML#コンパイラが生成したマシンコードの振舞いを直接追跡できることが望ましい。以上のようなデバッグ環境を関数型言語においても実現することに向けた第一歩として,著者らはGDB(the GNU Project Debugger)を用いてSML#プログラムをデバッグ可能にするための方式の検討およびコンパイラの改良を行った。本論文では,その詳細を報告する。(著者抄録)