文献
J-GLOBAL ID:201802272020337127   整理番号:18A1586725

田村剛にみる用語「郷土風景」における風景概念の変遷

Transition of Landscape Concepts in the Term “Kyodo-Fukei” by Tsuyoshi Tamura
著者 (3件):
資料名:
巻: 10  ページ: 93-102(J-STAGE)  発行年: 2016年 
JST資料番号: U0112A  ISSN: 1883-261X  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本研究の目的は,田村剛(1890~1979年)の言説を対象に,その用語「郷土風景」の概念の変遷を明らかにするとともに,「郷土風景論」の計画論的な特性を検証することである。そのため,「郷土風景」が193回使用された田村の7つの著作を分析した。「郷土風景」を使用する以前に,人間の体験と環境から創出される現象として構造的に風景を説明する美学に基づく論を,田村は展開していた。当初,田村の「郷土風景論」は明確な解説抜きで使用された。その後,「郷土風景」を経験する住民について論じた。第二次世界大戦前の昭和期に,人間の体験と環境で構成される現象として構造的に「郷土風景論」の理解を深化した。次の2点がこのような概念の変遷の要因として指摘できるであろう。つまり,1)田村は,住民のための「郷土風景」を理解した。2)風景と地方政策に関する法律というような国の政策に田村は影響を受けた。最後に,風景モデルの観点から田村の「郷土風景論」を分析した結果として,その計画論への示唆について論じた。本研究の結論として,計画理論の階層性,相関性,変容性を明らかにした。(翻訳著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
景観  ,  都市計画一般,都市経済学 
引用文献 (16件):
  • 1) 中村良夫(1982):「第二章風景の様式 集団表象としての風景」『風景学入門』所収:中央公論社,59-90
  • 2) 赤坂信(2005):1930 年代の日本における「郷土風景」保存論:ランドスケープ研究69(1),59-65
  • 3) 山口敬太・水谷肇・出村嘉史・川崎雅史・樋口忠彦(2006):昭和初期の嵯峨における風景の価値評価に関する研究:景観・デザイン研究論文集1,185-192
  • 4) 水谷知生(2014):大正期の16 国立公園調査地の選定経過と田村剛の国立公園観:ランドスケープ研究(オンライン論文集)7,67-74
  • 5) 水内佑輔・古谷勝則(2015):国立公園の成立期における田村剛の示す「風景」概念と用法:ランドスケープ研究(オンライン論文集)8,8-17
もっと見る
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る