抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:多発性骨髄腫患者のHBsAgの検出率とHBV感染のリスクを検討する。方法:2012年5月2014年7月、本院で初めて多発性骨髄腫と診断された患者114例、110例の同時期の健康診断者を対照群とし、2群のHBsAg陽性率、HBV感染率を比較し、多発性骨髄腫患者の化学療法前後のHBV感染率を比較した。検査結果により、すべての患者をHBsAg+とHBsAg-グループに分け、2グループの患者の治療前後の肝臓損傷状況を比較した。HBsAg+かつHBV-DNA+患者に対する予防性抗ウイルス治療を行い、他の患者に対して予防性抗ウイルス治療を行わず、各グループ患者のHBV再活性化情況を検査・測定した。結果;多発性骨髄腫患者のHBsAg陽性率は対照群よりやや高かったが、統計学的有意差はなかった(P>0.05)が、HBsAg陽性群の治療前の肝障害の発生率と程度は陰性群より高かった。治療の後、両者の差異は更に顕著(P<0.05)で、予防性抗ウィルス治療を行う4例のHBsAg+患者はHBsAg再活性化がなく、6例の抗ウィルス治療を行わなかったHBsAg+患者の中に2例はHBsAg再活性化があった。HBsAg-患者の治療後に,HBsAg再活性化が1人の患者に認められ,化学療法後の多発性骨髄腫患者のHBV感染率は,化学療法前のものより有意に高かった(P<0.05)。多発性骨髄腫患者のHBV感染率は健常者より高く、しかも治療過程中のHBV秘匿性感染者もHBV再活性化が出現する可能性がある。HBV感染と多発性骨髄腫の間に一定の相関性があり、多発性骨髄腫患者に対するHBsAgモニタリングは患者の肝臓損傷状況の評価に有利である。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】