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J-GLOBAL ID：201802272305728013   整理番号：18A0398006

確率的氷期モデルにおけるカオスへの興奮性,混合モード振動と転移【Powered by NICT】

Excitability, mixed-mode oscillations and transition to chaos in a stochastic ice ages model

著者 (3件)： Alexandrov D.V. (Department of Theoretical and Mathematical Physics, Laboratory of Multi-Scale Mathematical Modeling, Ural Federal University, Lenin ave., 51, Ekaterinburg, 620000, Russian Federation) ,  Bashkirtseva I.A. (Department of Theoretical and Mathematical Physics, Laboratory of Multi-Scale Mathematical Modeling, Ural Federal University, Lenin ave., 51, Ekaterinburg, 620000, Russian Federation) ,  Ryashko L.B. (Department of Theoretical and Mathematical Physics, Laboratory of Multi-Scale Mathematical Modeling, Ural Federal University, Lenin ave., 51, Ekaterinburg, 620000, Russian Federation)
資料名： Physica D: Nonlinear Phenomena  (Physica D: Nonlinear Phenomena)
巻： 343  ページ： 28-37  発行年： 2017年 
JST資料番号： C0749A  ISSN： 0167-2789  CODEN： PDNPDT  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 重要な地球物理学的重要性に動機づけられて,ザルツマンとSuteraによって以前に導出された簡単な三次元気候モデルに確率的強制の影響を考察した。三物理的変数を支配する非線形力学系,バルク海洋温度,大陸及び海洋氷塊は,決定論的と確率論的の場合について解析した。決定論的モデルのアトラクタは安定な平衡またはリミットサイクルのいずれかであることを示した。大陸氷融解過程は海氷融解と比較してノイズの程度に応じて時間遅れを生じることを示した。広範囲モデルパラメータのほぼ100kyである古気候周期性は急激に分岐点の近傍で増加し,雑音強度に依存する。安定平衡の領域では,考慮した3次元気候モデルは非常に可能である。弱いランダムノイズに対しても,確率的トラジェクトリーは小~大振幅確率的振動(SLASO)からの遷移を実証した。安定サイクルの領域では,SLASO遷移も解析した。はこのような確率的遷移は,混合モード古気候シナリオの形成に重要な役割を果たすことを示した。大型及び小振幅確率振動とコヒーレンス共鳴の間欠性を伴うこの混合モード動力学をスパイク間隔の解析により調べた。突然で急速な氷河作用と退氷だけでなく,騒音増加とともに秩序からカオスへの遷移のための動的古気候の傾向を示した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： トラジェクトリー ,  確率論 ,  間欠性 ,  大陸 ,  不規則振動 ,  三次元 ,  海洋 ,  海水温 ,  アトラクタ ,  気候モデル ,  リミットサイクル ,  *混合モード ,  *カオス ,  古気候
準シソーラス用語： 決定論 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (4件)： 気候モデル ,  確率的擾乱 ,  雑音に誘起された転移 ,  カオス

分類 (1件)： 数値計算  (JE02000J)

タイトルに関連する用語 (6件)： 確率 ,  氷期 ,  モデル ,  カオス ,  興奮性 ,  混合モード