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J-GLOBAL ID:201802272599242055   整理番号:18A1641129

喘息増悪の将来のリスクを予測する新規バイオマーカーとしての痰から血清への硫化水素比【JST・京大機械翻訳】

Sputum-to-serum hydrogen sulphide ratio as a novel biomarker of predicting future risks of asthma exacerbation
著者 (7件):
資料名:
巻: 48  号:ページ: 1155-1163  発行年: 2018年 
JST資料番号: T0205A  ISSN: 0954-7894  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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背景:痰における硫化水素(H_2S)の増加レベルは,慢性気道疾患における好中球性気道炎症の新しいバイオマーカーであることが報告されている。しかしながら,H_2Sと疾患活性の間の関係は不明のままである。目的:H_2Sレベルが喘息における異なる条件で変化するかどうかを検討した。【方法】痰および血清中のH_2Sレベルを,47人の安定した喘息被験者(S-BA),21人の非制御喘息被験者(UC-BA),急性増悪を有する26人の喘息被験者(AE-BA)および15人の健常被験者において硫化物感受性電極を用いて測定した。これらのうち,13人の喘息被験者において,安定した状態と悪化状態の間のH_2Sレベルが得られた。【結果】:痰H_2Sレベルは,UC-BAおよび健常被験者と比較して,AE-BA被験者において有意に高かった(P<.05)。しかしながら,AE-BA被験者における血清H_2Sレベルは,S-BA被験者におけるより低く(P<.001),健常被験者におけるそれらと類似していた。したがって,AE-BA被験者におけるH_2S(H_2S比率)の腫瘍対血清比は,S-BA,UC-BAおよび健常被験者より有意に高かった(P<.05)。すべての被験者の間で,痰H_2Sレベルは,FEV_1%の予測によって減少する傾向を示し,痰好中球(%),痰IL-8および血清IL-8と有意に正の相関を示した。多重線形回帰分析は,痰H_2Sが増加した痰好中球(%)と独立して関連し,予測されたFEV_1%(P<.05)を減少させたことを示した。増悪を示すH_2S比のカットオフ値は≧0.34(曲線下面積,0.88,感度81.8%,特異度72.7%,P<.001)であった。さらに,カットオフレベルより高いH_2S比を有する喘息被験者の半分は,登録後3か月にわたり喘息悪化を経験した。結論:喘息において,H_2S比は,喘息悪化の将来のリスクの予測,および非Th2バイオマーカーの1つとしての閉塞性好中球性気道炎症に関する有用な情報を提供する可能性がある。Copyright 2018 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (5件):
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呼吸器の診断  ,  感染症・寄生虫症一般  ,  免疫性疾患・アレルギー性疾患一般  ,  内分泌系の臨床医学一般  ,  免疫性疾患・アレルギー性疾患の診断 

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