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J-GLOBAL ID：201802272729119889   整理番号：18A0820757

A2780細胞に対する半サンドイッチOs(II)錯体のin vitro細胞毒性を改善するための有望な方法【JST・京大機械翻訳】

A potential method to improve the in vitro cytotoxicity of half-sandwich Os(ii) complexes against A2780 cells

著者 (5件)： Starha Pavel (Department of Inorganic Chemistry & Regional Centre of Advanced Technologies and Materials, Faculty of Science, Palacky University in Olomouc, 17. listopadu 12, 771 46 Olomouc, Czech Republic. [e-mail]) ,  Travnicek Zdenek ,  Herchel Radovan ,  Jewula Pawel ,  Dvorak Zdenek
資料名： Dalton Transactions  (Dalton Transactions)
巻： 47  号： 16  ページ： 5714-5724  発行年： 2018年 
JST資料番号： A0270A  ISSN： 1477-9226  CODEN： DTARAF  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： [Os(η~6-pcym)(dpa)]PF_6(1-VP)複合体は,単座O-ドナー配位子としてヒストンデアセチラーゼ(HDAC)阻害剤バルプロ酸(2-プロピルペンタノアート;VP)を含み,A2780ヒト卵巣癌細胞に対するin vitro細胞毒性は,そのクロルイド類似体[Os(η6-pcym)(dpa)Cl]PF_6(1-Cl)よりも約3倍高かった。複合体1-VPは正常ヒト肝細胞(IC50>200.0μM)上でA2780卵巣癌細胞系(IC50=20.9μM)に対して有望な選択性を示した。さらに,複合体1-VPは100μMの濃度までMCF-7(乳房腺癌),PANC-1(膵臓腺癌)およびHT-29(結腸癌)に対して不活性であることが分かった。詳細なフローサイトメトリー研究は,複合体1-VPによるA2780細胞の処理がアポトーシス誘導,活性酸素種(ROS)およびスーパーオキシド(SO)アニオンラジカルの産生,ならびにミトコンドリア膜電位枯渇および細胞周期摂動を誘導することを示した。顕微鏡評価(標準ヘマトキシリン/エオシン染色)は,複合体1-VPのIC50濃度で処理したA2780細胞におけるアポトーシスの進行に関連した形態変化の徴候を明らかにした。ROSとSOの細胞内産生と一致して,錯体1-VPは,EPRスピントラッピング実験により証明されたように,ヒドロキシルラジカル形成を誘導した。この事例研究は,半サンドイッチOs(II)錯体の塩素配位子の放出可能な単座生物学的活性配位子(例えば本研究で用いたVP)による置換が,新しい非白金細胞毒性剤の開発のための効果的な戦略であることを示唆する。Copyright 2018 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： ヒドロキシルラジカル ,  腺癌 ,  ドナー ,  結腸腫瘍 ,  ヒト ,  フローサイトメトリー ,  アポトーシス ,  複合体 ,  *錯体 ,  *細胞毒性 ,  類似物質 ,  細胞周期
準シソーラス用語： ミトコンドリア膜電位 ,  卵巣癌細胞 ,  *A2780細胞 , 【Automatic Indexing@JST】

分類 (2件)： 抗腫よう薬の基礎研究  (GW16010A) ,  白金族元素の錯体  (CE01100E)

タイトルに関連する用語 (5件)： A2780細胞 ,  サンドイッチ ,  Os ,  錯体 ,  細胞毒性