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J-GLOBAL ID:201802272750002562   整理番号:18A0418951

北海道南東沖の太平洋プレート上における中規模地震の応力降下量における空間パターン:摩擦特性の不均質性への意味合い

Spatial pattern in stress drops of moderatesized earthquakes on the Pacific Plate off the south-east of Hokkaido, Japan: implications for the heterogeneity of frictional properties
著者 (4件):
資料名:
巻:号: Dec  ページ: 4:38 (WEB ONLY)  発行年: 2017年12月 
JST資料番号: U0650A  ISSN: 2197-4284  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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大地震の地震時変位における空間的不均質性は摩擦特性の空間的特性を反映している傾向があり,またそれは中規模地震の応力降下量から推測できることを示している。筆者らは,北海道南東沖のマグニチュード4.0以上5.0未満を有する686地震の応力降下量を分析し,太平洋プレート上の剪断強度と動的応力レベルとの差異間における空間的不均質性を調べた。筆者らは,観測されたP波とS波に対し同位置の小地震の地震波でデコンボリューションを行い,地震の震源効果を導出した。次に,地震のコーナー周波数を推定し,円状断層モデルを用いて応力降下量を計算した。応力降下の値は,歴史的大地震の滑り分布と一致する空間パターンを示した。1968年十勝沖地震(Mw8.2)と2003年十勝沖地震(Mw8.0)の際の大きな地震時滑りを伴った地域に発生した地震は,大きな応力降下値を示したのに対し,2003年十勝沖地震の余効滑り域内の地震はより小さな値を示した。さらに,1973年根室沖地震(Mw7.8)と2003年十勝沖地震の地震時破壊の間の地域は,大きな応力降下値を有していた。破壊は,1952年十勝沖地震(Mw8.1)の際の上記地域に発生し,同地域は2003年十勝沖地震の際に障壁として作用した。これらの事実から,プレート境界の摩擦特性は時間変化がほとんどなく,また中規模地震の応力降下量によって,その空間パターンを監視できることが示唆された。空間的不均質性は,将来の大地震の滑りパターンの推定と,特に歴史的大地震の滑りパターンが不明確である地域の災害軽減政策についての議論とに対する重要な情報を提供する。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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地震の物理的性質 

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