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J-GLOBAL ID：201802272928106640   整理番号：18A0183335

ネットワーク理論における被覆問題の情報滞留への適用に関する考察

A Consideration on Applying a Covering Problem in Network Theory to Information Floating

著者 (5件)： 柏原篤志 (中央大学理工学部) ,  松本峻 (中央大学理工学部) ,  田村裕 (中央大学理工学部) ,  中野敬介 (新潟大学大学院自然科学研究科) ,  仙石正和 (事業創造大学院大学)
資料名： 日本シミュレーション学会論文誌(Web)  (Transaction of the Japan Society for Simulation Technology (Web))
巻： 9  号： 4  ページ： 73-78(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U0267A  ISSN： 1883-5058  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 出発地から目的地までの連結経路が存在しない場合に有効ルーティングはメッセージを送ることができる。流行ルーティングを繰り返し用いることにより,情報浮遊と呼ばれる技法は特定の領域における情報の維持管理が可能になる。情報浮遊はそれらが多数のモバイルノードである場合により効果的となる。ここでは,情報浮遊に関する公共空間の影響について考察した。公共空間は社会空間の一つであり,モバイルノードはその空間の中で容易に集積することができる。公共空間ではないが,情報が滞留する傾向を持つ場合の場所を想定できるならば,より多くの情報が維持管理できる。ここでは,この空間を同定するために被覆問題を利用することを示した。被覆問題は道路網や通信網などの上に最良の配置を見つけ出す位置問題の一つである。本論文では,被覆問題を応用することにより,情報を持つ固定された駅を配置する場所を明らかにし,そして,計算機シミュレーションによりその有効性を示した。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *被覆問題 ,  *経路選定 ,  連結性 ,  モデル ,  ネットワークアーキテクチャ ,  *システム同定 ,  道路網 ,  通信網 ,  評価試験 ,  計算機シミュレーション
準シソーラス用語： モバイルノード ,  空間モデル ,  情報浮遊 ,  流行ルーティング

著者キーワード (10件)： Information Floating ,  Epidemic Routing ,  Network Theory ,  Covering Problem ,  Public Space ,  Information Floating ,  Epidemic Routing ,  Network Theory ,  Covering Problem ,  Public Space

分類 (3件)： グラフ理論基礎  (IA02020S) ,  ネットワーク法  (KA03040X) ,  システム同定  (IA02040O)

引用文献 (9件)：

• 1) 間瀬憲一,中野敬介,仙石正和,篠田庄司,“アドホックネットワーク,”信学誌 Vol.84,No.2,pp.127-134,2001年 2月.
• 2) A. Vahdat, D. Becker, “Epidemic routing for partially-connected ad hoc network,” Technical Report, Duke University, April 2000.
• 3) J. Virtamo, E. Hyytia, P. Lassila, “Criticality condition for information floating with random walk of nodes, Performance Evaluation,” 70-2, 114/123 (2013).
• 4) 早津峻佑,中野敬介,遅延耐性ネットワークにおける情報の滞留に関する考察,電子情報通信学会技術研究報告, CAS2012121,2013年 3月.
• 5) 柄沢直之,中野敬介,宮北和之,笠木響介,田村裕,プローブエピデミック伝送による情報滞留について,日本シミュレーション学会論文誌, Vol.7,No.4,pp.85-97,2015年 11月.

タイトルに関連する用語 (3件)： ネットワーク理論 ,  被覆問題 ,  滞留