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J-GLOBAL ID：201802272960833213   整理番号：18A0576083

回転球殻におけるMHD熱対流によって励起された外安定層への定常流体運動の浸透【Powered by NICT】

Penetration of steady fluid motions into an outer stable layer excited by MHD thermal convection in rotating spherical shells

著者 (2件)： Takehiro Shin-ichi (Research Institute for Mathematical Sciences, Kyoto University, Sakyo-ku, Kyoto 606-8502, Japan) ,  Sasaki Youhei (Department of Mathematics, Kyoto University, Sakyo-ku, Kyoto 606-8502, Japan)
資料名： Physics of the Earth and Planetary Interiors  (Physics of the Earth and Planetary Interiors)
巻： 276  ページ： 258-264  発行年： 2018年 
JST資料番号： E0329C  ISSN： 0031-9201  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 回転球殻におけるMHD熱対流によって励起される,超高層強く成層した安定層への定常電磁流体力学(MHD)擾乱の浸透を調べた。Takehiro(2015)によって提案された理論的モデルは,底部境界以下の定常流体運動の場合に再検討した。定常擾乱が垂直方向に半無限領域に存在する密度成層MHD流体中に進入した。システムの回転軸は垂直に対して傾斜している。塩基性磁場は均一で,垂直及び回転軸に関して傾斜したかもしれない。線形分散関係を零周波数で浸透距離は,Alfven波速度の振幅に依存することを示した。Alfven波速度が小さい場合,粘性拡散が支配的になると浸透距離が下部境界での擾乱の水平スケールに類似していた。とは対照的に,Alfven波速度が大きくなると,擾乱は,より深く侵入すると,浸透距離がAlfven波速度に比例し,粘性と磁気拡散係数の幾何学的平均に比例し,全水平波数に逆比例した。浸透距離の解析的表現は,軸方向に一様な基本磁場中に埋め込まれた上部安定に成層した層を有する回転球殻内の有限振幅対流により誘起された平均帯状流の浸透の程度と良く一致した。理論は地球の外核の上部で示唆された安定層は安定層以下で現れる熱/組成対流によって励起された平均帯状流により完全に浸透できることを期待している。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： *対流 ,  拡散係数 ,  *熱対流 ,  波数 ,  *球面シェル ,  電磁流体力学 ,  磁場 ,  Alfven波 ,  成層 ,  粘性 ,  回転軸 ,  電磁流体流 ,  線形性 ,  *浸透
準シソーラス用語： *安定層 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： 侵入距離 ,  惑星流体コア ,  平均帯状流 ,  ダイナモ ,  Alfven波

分類 (2件)： 惑星  (DB04020E) ,  地球電磁気学一般  (DC04010W)

タイトルに関連する用語 (7件)： 球殻 ,  MHD ,  熱対流 ,  励起 ,  安定層 ,  流体運動 ,  浸透