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J-GLOBAL ID：201802273013950628   整理番号：18A0180696

地下浸透海水を用いた高密度中間育成によるヤイトハタ養殖用種苗の大型化(県産魚介類の安定供給に向けた生産性高度化事業)

著者 (5件)： 山内岬 (沖縄県水産海洋技セ) ,  木村基文 (沖縄県水産海洋技セ) ,  岸本和雄 (沖縄県 農林水産部) ,  今道智也 (沖縄県 農林水産部) ,  上田美加代 (沖縄県 農林水産部)
資料名： 沖縄県水産海洋技術センター事業報告書(Web)
号： 76  ページ： 58-63 (WEB ONLY)  発行年： 2017年12月 
JST資料番号： U0572A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ヤイトハタの大型種苗量産に必要な中間育成技術の向上を目的として,石垣支所で取水される地下海水を用いた夏季高水温期の高密度中間育成試験を実施した。平均全長51.1~77.9mmの種苗(日齢61~78)を6,000,12,000および20,000尾に分け,容量40kLの屋根付きコンクリート水槽内に設置したナイロンモジ網(容量11.4kL)に収容し,地下海水と表層海水を混合した飼育用水による掛け流し飼育を行った。26~41日間の育成により,平均全長97.0~129.5mmの大型種苗を19.6~36.1kg/kLの収容密度で取揚げ,生残率は85.7~99.1%であった。高密度育成期間中の日間増重率は,ヤイトハタ種苗生産事業で生産された同日齢の中間育成魚と比較して有意に高い値を示し(ANCOVA,p<0.01),地下海水の使用によって生じやすい飼育障害(低酸素症,鰭異常等)はいずれも種苗の健全性に影響を与えないレベルであったことから,養殖用種苗としての健苗性を損なうことなく,従来よりも少ない水槽容積で大型種苗を量産できる可能性が示された。(著者抄録)

シソーラス用語： *ハタ科 ,  養殖 ,  *種苗管理 ,  生産性向上 ,  *地下水 ,  海水 ,  技術 ,  飼育管理
準シソーラス用語： *ヤイトハタ ,  *種苗 ,  養殖技術

分類 (2件)： 魚類  (FH02020K) ,  増養殖の技術  (FH04020Y)

タイトルに関連する用語 (12件)： 地下浸透 ,  海水 ,  高密度 ,  中間育成 ,  ヤイトハタ ,  養殖 ,  種苗 ,  大型 ,  魚介 ,  安定供給 ,  高度化 ,  事業