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J-GLOBAL ID:201802273047344005   整理番号:18A0602882

バイオマスボイラーによるハウス暖房システムの開発

Development of Greenhouse Heating System using Biomass Boiler
著者 (5件):
資料名:
巻: 49  号:ページ: 24-30  発行年: 2018年03月15日 
JST資料番号: L0964A  ISSN: 0388-8517  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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施設園芸におけるハウス暖房に使用される化石燃料を木質バイオマスで代替するとともに,地域資源である木質バイオマスの利活用を促進することを目的として,ロータリーキルン式バーナーを核としたバイオマスボイラーにより燃焼熱を温水に変換して温風暖房するハウス暖房システムの実証実験を行った。ロータリーキルン式バーナーの熱風温度は700°C前後で,キルン内での溶融の問題は発生せず,5時間15分の燃焼で使用したペレットは65.6kgであった。定格50%の燃料供給で5.5時間で約80°Cの温水を製造でき,熱交換器で燃焼熱から温水に交換された熱量は935MJで,熱効率は84%であった。17時半前から翌朝9時半ごろまでハウスの暖房を行って,ハウス内気温は暖房設定値の±1°C以内の精度で制御することができ,総放熱量は840MJであった。本システムは温水タンクを備えたバイオマスボイラーによる暖房システムで,小型のバーナーでハウス暖房が可能である。本システムの設備単価は,kW当たり7万円程度である。木質バイオマスの燃焼による熱量をできるだけ無駄にしないために,今後はより適切な燃焼や温水循環の制御方法を確立していく必要がある。(著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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作物栽培施設  ,  農業経済,農業経営 
引用文献 (7件):
  • 水谷幸夫(1989):燃焼計算法,新版エネルギー管理技術[熱管理編],第1版(エネルギー管理技術[熱管理編]編集委員会編),省エネルギーセンター,323-338.
  • 日本エネルギー経済研究所(2016):日本:国内で石炭と木質バイオマスの混焼発電の導入が拡大, https://eneken.ieej.or.jp/report_detail.php?article_info__id=6823,(accessed 2017-09-07).
  • 農林水産省(2012):園芸用施設及び農業用廃プラスチックに関する実態-加温設備の種類別設置実面積-, http://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/engei/haipura.html,(accessed 2017-06-19).
  • 鈴木保志・山根信三・宮内樹代史(2007):ビニールハウスにおける木質チップボイラの燃焼実験と加温作物への効果:林地残材の収集・運搬・自然乾燥・チップ化を経てボイラへの供給までの一連の工程に関するシステム分析,平成19年度高知大学農学部学部長裁量経費成果報告書,1-33.
  • 昭和シェル石油(2015):『京浜バイオマス発電所』の営業運転開始について, http://www.showa-shell.co.jp/press_release/pr2015/1109.html,(accessed 2017-09-07).
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