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J-GLOBAL ID：201802273075281799   整理番号：18A0031984

脱脂技術 過熱水蒸気を利用したセラミックス成形体の高速脱脂技術の開発

著者 (7件)： 和田匡史 (Japan Fine Ceramics Center) ,  中村寿樹 (Takasago Ind.) ,  鈴木基晴 (Takasago Ind.) ,  永井敬大 (Daido Corp.) ,  矢野仁 (Maruwai Advanced Ceramics L.P.) ,  高嶋伸悦 (Maruwai Advanced Ceramics L.P.) ,  北岡諭 (Japan Fine Ceramics Center)
資料名： セラミックス  (Bulletin of the Ceramic Society of Japan)
巻： 53  号： 1  ページ： 30-32  発行年： 2018年01月01日 
JST資料番号： S0291A  ISSN： 0009-031X  CODEN： SERAA7  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： セラミック製品の製造では,原料粉末を所定の形状に成形するために成形助剤(有機粘結剤)を混合するが,それを除去する工程,すなわち脱脂工程が不可欠である。通常の脱脂工程では,成形助剤の急激な熱分解および酸化発泡に伴う割れ防止のため,極めて長時間を要する。従って,亀裂の発生を抑制しつつ,迅速に成形助剤成分を除去できる高速脱脂技術の開発が望まれる。既報において,過熱水蒸気処理が脱脂工程の高速化に有効なことを報告した。本報では,経済産業省・戦略的基盤技術高度化支援事業(サポイン事業)「高温クリーン過熱水蒸気による低環境負荷型高速脱脂技術の開発」で開発した,高速脱脂技術について紹介した。1)バッチ式過熱水蒸気処理装置,2)大型成形体の高速脱脂。

シソーラス用語： *セラミック成形 ,  *脱脂 ,  有機粘結剤 ,  *過熱蒸気 ,  熱分解 ,  亀裂 ,  *高速度 ,  反応速度 ,  生産性向上 ,  大型 ,  誘導加熱 ,  排ガス処理 ,  分圧 ,  アルミナ ,  ポリビニルアルコール ,  加熱速度 ,  示差熱分析 ,  熱重量分析 ,  質量分析
準シソーラス用語： 脱バインダ ,  有機バインダ ,  過熱水蒸気 ,  亀裂防止 ,  低環境負荷プロセス ,  IH【加熱】 ,  酸素分圧 ,  PVA【重合体】 ,  昇温速度 ,  熱重量-示差熱分析

分類 (2件)： セラミック・陶磁器の製造  (YC03020V) ,  セラミック・磁器の性質  (YC03030G)

引用文献 (6件)：

• 北岡 諭,田中 誠,セラミックス,46,138-140(2011).
• 和田匡史,田中 誠,河合和彦,北岡 諭,平 博仁,鈴木智幸,セラミックス,49,44-48(2014).
• M. Wada, K. Kawai, T. Suzuki, H. Hira and S. Kitaoka, Compos. A, 85. 156-162 (2016).
• 和田匡史,森 匡見,北岡 諭,工業材料,64,69-73(2016).
• S. Kitaoka, M. Wada, T. Nagai, N. Osa and T. Konno, J. Mater. Sci., 46, 1132-1135 (2011).

タイトルに関連する用語 (4件)： 脱脂 ,  過熱水蒸気 ,  セラミックス成形体 ,  開発