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J-GLOBAL ID:201802273648923877   整理番号:18A2220822

iPS細胞から分化したヒト感覚ニューロンとSchwann細胞による神経支配組織工学皮膚の開発【JST・京大機械翻訳】

Development of an innervated tissue-engineered skin with human sensory neurons and Schwann cells differentiated from iPS cells
著者 (7件):
資料名:
巻: 82  ページ: 93-101  発行年: 2018年 
JST資料番号: W3136A  ISSN: 1742-7061  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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皮膚神経支配は,内皮細胞および免疫系により感知される神経ペプチドにより駆動される神経原性炎症を介し,皮膚生理病理学の主な要素として認識されている。in vitroでのこの過程を調べるために,神経支配組織工学皮膚(TES)のモデルを開発した。神経支配TESの完全なヒトモデルを構築するために,ヒト皮膚線維芽細胞から発生した誘導多能性幹細胞(iPSC)を用いた。感覚ニューロンに分化したiPSCのほぼ100%は,成熟の19日後にニューロンマーカーBrn3aとβ3-チューブリンを発現することが示された。加えて,これらの細胞はTRPV1と神経フィラメントMにも陽性で,それらのいくつかはサブスタンスP,TrkAとTRPA1を発現した。神経ペプチド放出を誘導する分子で刺激されると,iPSC由来ニューロンは,従来の単層培養および3D線維芽細胞を有するコラーゲンスポンジモデルにおける播種後の両方において,サブスタンスPおよびCGRPを放出した。機能と軸索移動に対するニューロンの必須パートナーであるシュワン細胞も,マーカーS100,GFAP,p75とSOX10の発現により示されるように,ヒトiPSCと分化することに成功した。TESモデルにおいて1つの付加的な月に培養したとき,スポンジの底部に播種したiPSC由来ニューロンは表皮までの全TESにわたる神経突起のネットワークを形成したが,マウスまたはiPSC由来Schwann細胞と組み合わせた場合のみであった。ヒト神経支配TESのこのユニークなモデルは,皮膚神経炎症の研究に非常に有用である。本研究の目的は,皮膚病態生理に及ぼす皮膚神経支配の影響の研究を可能にする革新的な完全ヒト組織工学的皮膚をin vitroで開発することであった。この目的を達成するために,正常ヒト皮膚線維芽細胞から発生したヒト誘導多能性幹細胞(iPSC)からニューロンを分化させた。この神経支配組織工学皮膚モデルは,iPSC由来ニューロンがin vitroで3D神経回路網を構築するために成功裏に使用できることを示す最初のものである。神経支配は乾癬やアトピー性皮膚炎のような多くのヒト皮膚疾患において中心的役割を果たすことが最近認識されているので,この構築物は患者由来細胞を用いてこれらの疾患をモデル化するための最前線にあることを約束している。Copyright 2019 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
末梢神経系  ,  神経の基礎医学 

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