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J-GLOBAL ID：201802273731664838   整理番号：18A0231725

世界農業遺産関連調査 森林起源の有機物等と海洋の生態の関連の解明

著者 (3件)： 田村勇司 (大分県農林水産研究指導セ) ,  岩野英樹 (大分県農林水産研究指導セ) ,  山本宗一郎 (大分県農林水産研究指導セ)
資料名： 大分県農林水産研究指導センター水産研究部事業報告(Web)
巻： 2015  ページ： 239-243 (WEB ONLY)  発行年： 2017年12月 
JST資料番号： U0321A  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 2013年に世界農業遺産に認定された国東半島宇佐地域において,陸域のため池・クヌギ林と河川や海との関連を科学的に調査した研究事例はほとんどない。豊後高田市の桂川流域と宇佐市の伊路波川流域で河川水質調査と河口生物調査を行い,森林起源の有機物等の及ぼす影響を比較した。両河川において水位と流量の間には相関が見られ,水位xと流量yの関係は,桂川ではy=68x²-176x+116(r²=0.997),伊路波川ではy=52x²-106x+53(r²=0.986)で示すことができた。比流量は伊路波川の方が大きく,降水は桂川より伊路波川でより短時間で影響を及ぼすと考えられる。SS濃度,TP濃度,TN濃度は出水後にいずれも上昇しているが,TNはSSやTPに比べて変化量が小さい。SS,TPは出水と同時に濃度が上昇しており,PO₄は土壌に吸着しやすいことから,出水時に微細粒子とともに粒の状態で流出していると考えられる。TNは桂川の方が濃度が高く,流量増加後しばらく高濃度の状態が続いている。

シソーラス用語： *遺跡 ,  *森林 ,  *有機物 ,  *生態系 ,  半島 ,  大分県 ,  河川流域 ,  河川 ,  河川水 ,  水質調査
準シソーラス用語： *世界農業遺産 ,  *海洋生態系 ,  国東半島 ,  桂川【大分】 ,  伊路波川 ,  生物調査

分類 (3件)： 生態系  (EE01040P) ,  森林生物学一般  (FF02010T) ,  水質調査測定一般  (SB02060X)

引用文献 (2件)：

• 橋口峻也. 国東半島河川の流域特性が河川水質に及ぼす影響. 平成26年度京都大学卒業論文;2015
• 日本水産資源保護協会:水質汚濁調査指針, 恒星社厚生閣, 東京. 1980;325.

タイトルに関連する用語 (7件)： 世界農業遺産 ,  調査 ,  森林 ,  起源 ,  有機物 ,  海洋 ,  生態