抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】胃癌細胞のオキサリプラチン(L-OHP)の耐性に及ぼす転写因子Eボックスとジンクフィンガー蛋白質2(ZEB2)遺伝子サイレンシングの効果を調査する。【方法】胃癌L-OHP耐性細胞株SGC-7901/L-OHPを,invitroでの断続的刺激によって確立し,SGC-7901およびSGC-7901/L-OHP細胞のL-OHPに対する化学療法感受性を,MTT法によって測定した。SGC-7901/L-OHPの細胞耐性指数(RI)を計算した。SGC-7901およびSGC-7901/L-OHP細胞におけるZEB2蛋白質発現を,ウェスタンブロット法によって検出した。SGC-7901/L-OHP細胞中のZEB2遺伝子発現は,干渉RNA干渉法(siRNA)により下方制御された。リアルタイム定量的PCR(qRT-PCR)とウェスタンブロット法を用いて,ZEB2遺伝子に対するsiRNA-ZEB2のサイレンシング効率を検出した。ZEB2遺伝子発現をサイレンシングした後,MTTアッセイによりL-OHPに対するSGC-7901/L-OHP細胞の化学療法感受性を調べ,フローサイトメトリー(FCM)によりアポトーシスを検出した。結果:L-OHP耐性胃癌細胞株SGC-7901/L-OHPの確立に成功し,細胞のRIは7.69であった。SGC-7901細胞と比較して,SGC-7901/L-OHPにおけるZEB2発現は,有意に増加した(P<0.05)。qRT-PCRとウェスタンブロット法は,ZEB2遺伝子のサイレンシング後,SGC-7901/L-OHP細胞におけるZEB2のmRNAと蛋白質発現が有意に減少したことを示した(P<0.05)。MTTアッセイの結果,si-ZEB2群のSGC-7901/L-OHP細胞のIC50値は(27.06±7.43)μg/mLであり,ブランク対照群の(100.7±14.43)μg/mLとNC群の(91)より低かった。95±16.43μg/mL(P<0.05)であった。si-ZEB2群,空白対照群,NC群のSGC-7901/L-OHP細胞のアポトーシス率は,それぞれ55.32%±9.63%,20.63%±3.28%,22.83%±4.81%,si-ZEB2群,ブランク対照群,および対照群であった。NC群(P<0.05)と比較して,有意差があった。【結語】ZEB2遺伝子発現は,L-OHPに対する胃癌細胞の化学療法感受性を増加させることができる。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】