文献
J-GLOBAL ID:201802274343995303   整理番号:18A2057910

平成29年7月九州北部豪雨に関する気象学的な速報解析

Prompt Report of Meteorological Analysis on the July 2017 Northern Kyushu Heavy Rainfall
著者 (6件):
資料名:
号: 52  ページ: 1-7  発行年: 2018年09月19日 
JST資料番号: Y0087A  ISSN: 1344-1825  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
本報告では,平成29年7月九州北部豪雨が発生した直後に防災科学技術研究所の水・土砂防災研究部門がインターネット上に公開した気象学的な速報解析の結果についてまとめた。地上付近の風と水蒸気の解析から,福岡県付近は梅雨前線の南側に位置し,南西および西南西から湿った空気が吹き込み合流していた状況で豪雨が発生したことが示された。XバンドMPレーダの解析から,以下の3点が示された。(1)九州北部で観測された集中豪雨は,高度15kmを超える背の高い積乱雲から構成される線状降水帯が長時間停滞することで発生した。(2)豪雨を引き起こした線状降水帯は積乱雲(群)のバックビルディング型の生成により形成・維持された。(3)高度8km(-15°C)程度まで雨粒が完全に凍結しないまま持ち上げられたことが示唆されており,豪雨を引き起こした積乱雲は強い上昇流をもっていたと考えられる。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (1件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
中小規模擾乱,降水特性 
引用文献 (4件):
  • Yokoyama, C., Takayabu, Y.N., and Kanada, S. (2014): A contrast in precipitation characteristics across the baiu front near Japan. Part I: TRMM PR observation., J. Climate, 27, 5872-5890.
  • 気象庁(2017):梅雨前線及び台風第3 号による大雨と暴風 平成29(2017) 年6 月30 日~7月10 日,34 pp.(http://www.data.jma.go.jp/obd/stats/data/ bosai/report/2017/20170711/jyun_sokuji20170630-0710.pdf, 2017.12.20)
  • 消防庁(2017): 平成29 年6 月30 日からの梅雨前線に伴う大雨及び台風第3 号の被害状況及び消防機関等の対応状況等について(第71 報), 19pp.(http://www.fdma.go.jp/bn/a9b0e210764154f3a5e5eb29b6a4cb884618e586.pdf, 2017.12.20)
  • 深尾昌一郎・浜津享助(2005):気象と大気のレーダーリモートセンシング,京都大学学術出版会,503pp.
タイトルに関連する用語 (3件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る