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J-GLOBAL ID：201802274493456200   整理番号：18A0000306

通信量別一対多信頼度の新評価法

著者 (3件)： 児玉洸貴 (東京都市大 大学院工学研究科) ,  林正博 (東京都市大 大学院工学研究科) ,  山本尚生 (東京都市大 大学院工学研究科)
資料名： 電子情報通信学会論文誌 A(Web)
巻： J100-A  号： 10  ページ： 374-383 (WEB ONLY)  発行年： 2017年10月01日 
JST資料番号： U0470A  ISSN： 1881-0195  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本論文では,通信ネットワークにおいて,通信量別一対多信頼度を評価する新評価法を提案する。本方法は,分解法と呼ばれる既存評価法の手順中において,評価値が自明である状況になった場合,それ以上分解(通信ネットワークを二つに分ける操作)を行わないという停止条件と,通信量別一対多信頼度の値を変えることなく,通信ネットワークの大きさを小さくする縮退法を追加することで実現される。分解法は2分木展開に基づくが,上記の追加により,展開の分岐数が著しく減少し,高速化が実現できる。ここで,通信量別一対多信頼度は,一つのノードと「他の全てのノード」の間の通信量が一定のしきい値以上となる確率と定義される。これは,開発途上国の通信ネットワークの信頼性設計に非常に有益な信頼性評価尺度である。なぜならば,国内の各領域の孤立状態の発生の程度を表すため,開発途上国は,どの地域から改善するべきかを決定できるようになるからである。最後に数値実験によって新評価法の高速性を検証した結果を示す。(著者抄録)

シソーラス用語： *通信路容量 ,  信頼度 ,  *評価 ,  *通信網 ,  評価基準 ,  発展途上国 ,  分割法 ,  縮退 ,  集合論 ,  定式化 ,  二分木 ,  ネットワークアーキテクチャ ,  計算機シミュレーション
準シソーラス用語： ネットワーク通信量 ,  ノード【通信】 ,  *信頼性評価 ,  評価法 ,  分解法

分類 (1件)： 通信網  (ND07030A)

引用文献 (11件)：

• 阿部威郎,“通信網のセーフティ,” 応用数理,vol.9, no.4, pp.20-28, 1999.
• 阿部威郎,“公衆網の信頼性,” 日本信頼性学会,REAJ, vol.18, no.7, pp.23-26, 1996.
• M. Taka and T. Abe, “Network reliability design technique to improve customer satisfaction,” IEEE Commun. Mag., vol.32, no.10, pp.64-68, 1994.
• T. Abe, M. Hayashi, and S. Nojo, “Software tool to support the reliabiltiy desgin and evaluation of telecommunications networks,” IEEE J. Sel. Areas Commun., vol.12, no.2, pp.345-354, 1994.
• B. Chandra, T. Koizumi, M. Hayashi, and H. Yamamoto, “A study on network reliability evaluation for developing countries,” APCC2012, pp.749-753, 2012.

タイトルに関連する用語 (3件)： 通信量 ,  信頼度 ,  評価法