抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】重度膿毒症患者の酸素供給酸素消耗指数(P[A-a]O2),血液乳酸(LAC),アルカリ残留(BE)と炎症,抗炎症因子腫瘍壊死因子α(TNF-α)の動的モニタリングの結果を調査する。インターロイキン10(IL-10)の変化と臨床価値。方法:2005年1月から2016年1月まで,著者らの病院のEICUで治療を受けた重症敗血症患者50名を,生存群と死亡群に分割し,第1,3,5,7日目にP[A-a]O2,LAC,BE,TNF-α,IL-10の動的モニタリングを行った。結果:生存グループのP[A-a]O2の初期上昇は明らかでなく、第3日目にピーク値レベルに達し、その後第5、7日目に持続的に低下し、死亡グループのP[A-a]O2の初期は上昇し、そして持続的に上昇する傾向があった。生存群のLAC、BEはいずれも第1日目に最高で、その後、速やかに正常範囲に降下し、死亡群のLACは持続的に上昇し、BEは明らかな上昇傾向がなかった。生存群と死亡群のTNF-αはいずれも早期に上昇し、第3日目にピーク値レベルに達し、その後低下傾向を呈し、両群のIL-10はいずれも次第に上昇し、5日目にピーク後生存群が低下し、死亡群は明らかな低下はなかった。両群の比較で、LAC、BEの第1日目の有意差が認められなかった以外、他の各時点の死亡群のP[A-a]O2、LAC、BE、TNF-α、IL-10は生存群より顕著に高かった(P<0.05)。相関関係を比較した。死亡群のP[A-a]O2/TNF-αの第5、7日目、生存群BE/TNF-αの7日目には顕著な相関関係がなく、その他の各時点の酸素供給酸素消費指標P[A-a]O2、LAC、BEは炎症性抗炎症指標TNF-α、IL-10と良好な相関関係があった。結論:重篤な膿毒症患者の酸素供給酸素消費のアンバランスと炎症の抗炎症のアンバランスとは顕著な相関関係があり、相互は因果、悪性循環であり、臨床の積極的治療によるP[A-a]O2、LAC、BE、TNF-α、IL-10の顕著な低下は予後が良く、逆に予後は不良である。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】