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J-GLOBAL ID:201802274615781251   整理番号:18A0282595

カエル皮膚の宿主防御ペプチドfrenatin2.1SはNK細胞の動員,活性化および殺腫瘍能を増強する【Powered by NICT】

The frog skin host-defense peptide frenatin 2.1S enhances recruitment, activation and tumoricidal capacity of NK cells
著者 (7件):
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巻: 93  ページ: 44-50  発行年: 2017年 
JST資料番号: W0486A  ISSN: 0196-9781  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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カエル皮膚は種々の生物学的特性を持つペプチドの源である。オリノコライム樹木カエル,Sphaenorhynchus lacteusのノルエピネフリン刺激皮膚分泌物から導かれたフレナチン2.1Sはマウス腹腔およびひ臓単核細胞の前炎症性表現型の促進により示されるように免疫刺激効果を示した。本研究の目的は,in vivoでフレナチン2.1Sの作用に感受性で宿主細胞の個体群を同定し,それらの機能的抗腫瘍能力に及ぼす影響を研究することであった。BALB/cマウスにおけるフレナチン2.1S(100μg)の単回注射が投与後腹膜CD11c~+樹状細胞とCD3~+T細胞の存在を24時間,炎症性T細胞を発現するIL-17およびCXCR3の数が有意に増加した。フレナチン2.1S処理はまた,F4/80~+炎症性M1マクロファージを発現するTNF-αの数を増加させた。研究の最も顕著な発見は,フレナチン2.1S注射後腹膜ナチュラルキラー(NK)細胞の数の顕著な増加である。さらに,NK G2D,FasL,CD69とCD107aの発現増加により評価したフレナチン2.1S投与はNK細胞の活性化に導いた。NK細胞を産生するインターフェロン-γ対IL-10の増加した比はフレナチン2.1の炎症誘発性作用のさらなる指標である。ペプチド処理は細胞状態の実時間自動モニタリングによって明らかにされた4T1マウス乳癌細胞に対する腹腔NK細胞の抗腫瘍作用を増強した。著者らのデータは,フレナチン2.1SはNK細胞の活性化と細胞毒性能力を促進し,抗腫瘍免疫療法の候補と見なされるべきであることを示した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
生物学的機能  ,  生理活性ペプチド 

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