抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:2つの劣性栄養不良型大水疱性表皮松解症家系のCOL7A1遺伝子の突然変異情況を検査し、そして患児の母親の再妊娠時に胎児の出生前診断を行う。方法 2例の劣性栄養不良型大水疱性表皮松解症患児の臨床資料を収集し、患児とその両親の末梢血DNAを抽出し、PCRを用いてCOL7A1遺伝子の全部118個のエクソンを増幅し、シークエンシングを行った。100例の血縁関係のない健常人の末梢血を対照とした。病原性突然変異を確定した後、患児の母親が再び妊娠した時、羊水穿刺術により羊水細胞を得た。直接抽出された羊水細胞及び培養後の羊水細胞からゲノムDNAを抽出し、増幅し、シークエンシングを行い、COL7A1遺伝子の突然変異を検出し、患児の検査結果と比較し、出生前診断を行った。出産後,静脈血を抽出し,COL7A1遺伝子の突然変異を検出した。すべての配列決定結果は,二方向配列決定によって確認した。結果:2例の患者において、COL7A1遺伝子の複合ヘテロ接合変異が発見された。例1COL7A1遺伝子はc.5453G>Aとc.6781C>T複合ヘテロ接合突然変異が存在し、それぞれコードアミノ酸のp.G1818D突然変異と早期停止コドンp.R2261Efs*25を産生し、その中でc.5453G>Aは父親から由来した。c.6781C>Tは母親から由来した。症例2COL7A1遺伝子はc.6205C>T及びc.8272_8272delGのヘテロ接合突然変異により、コードタンパク質のp.R2069C及びp.V2758Sfs*28複合ヘテロ接合突然変異を起こし、そのうちc.6205C>Tは父親から由来した。c.8272_8272delGは母親に由来し、2例の母親の再妊娠時に羊水細胞と羊水培養細胞を採取したが、患児が持つCOL7A1遺伝子の突然変異は検出されなかった。胎児の出生後に皮膚の粘膜は正常で、水疱がなく、遺伝子検査でも患児が運ぶCOL7A1遺伝子の突然変異は発見されなかった。結論 2例の栄養不良型大水疱性表皮松解症患児はすべてCOL7A1遺伝子複合ヘテロ接合突然変異が存在し、そして2例の患児の母親の再妊娠の前に出産前診断を行った。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】