抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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センサ・アクチュエータ機能を有する,いわゆるスマート材料の中のひとつに,磁歪材料がある。希土類系で機械加工性(延性)を有する米国発明(2000年)の鉄基磁歪合金FeGa系が最近注目されているが,さらに飽和磁束密度,剛性,磁歪感度の大きな,日本発の強磁性2元素構成のFeCo系素材(Co過剰域(Co≧60~78at%))での基礎データ蓄積化(磁歪,磁気特性の組成,熱処理依存性,機械特性)から,工業的材料としてのバルクFeCo磁歪合金素材加工プロセスの開発急務であると考えた。本発表では,筆者らのグループが取り組んできたJST復興プロ(2011-2013年度)の成果をもとに,素材成形・加工性と工場量産化に成功した,この新素材(FeCo過剰型磁歪合金(特許)の特性を生かした,1)逆磁歪利用の応力センサおよび2)環境発電エネルギーハーベスト型IoTデバイスへの研究成果,適用性,実用的な製品化,ビジネス(起業)戦略等への技術課題を述べた。(著者抄録)