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J-GLOBAL ID：201802275065192885   整理番号：18A1641113

マウス側坐核における概日遺伝子NR1D1は社会性と不安関連行動を調節する【JST・京大機械翻訳】

The circadian gene Nr1d1 in the mouse nucleus accumbens modulates sociability and anxiety-related behaviour

著者 (3件)： Zhao Changjiu (Department of Integrative Biology, University of Wisconsin-Madison, Madison, Wisconsin) ,  Gammie Stephen C. (Department of Integrative Biology, University of Wisconsin-Madison, Madison, Wisconsin) ,  Gammie Stephen C. (Neuroscience Training Program, University of Wisconsin-Madison, Madison, Wisconsin)
資料名： European Journal of Neuroscience  (European Journal of Neuroscience)
巻： 48  号： 3  ページ： 1924-1943  発行年： 2018年 
JST資料番号： W2570A  ISSN： 0953-816X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 核受容体サブファミリー1,グループD,メンバー1(Nr1d1)(Rev-erbアルファとしても知られている)は,概日リズム調節,気分関連行動および社会的欠損に関連する障害と関連している。著者らの研究室からの最近の研究は,母親の状態における核側坐核(NAc)におけるNr1d1の著しい減少と,Nr1d1が社会的報酬を調節するために多数の中毒および報酬関連遺伝子と相互作用している間接的証拠を見出した。本研究では,アデノ随伴ウイルス(AAV)ベクター及び短ヘアピンRNA(shRNA)仲介遺伝子ノックダウンによるNAcにおけるNr1d1発現の減少が,社会的挙動及び気分関連挙動を調節するのに十分であるかどうかを決定するために,母親の状態から非親成体マウスへの洞察を適用した。NAcにおけるNr1d1のノックダウンは,社会性を強化し,不安を減少させたが,雌マウスにおける抑制様形質には影響を及ぼさなかった。雄マウスでは,Nr1d1ノックダウンは有意な行動効果を示さなかった。雌におけるNr1d1ノックダウンのマイクロアレイ分析は,概日リズムおよびヒストンデアセチラーゼ遺伝子の変化を同定し,Nr1d1ノックダウンの作用を模倣できるヒストンデアセチラーゼ阻害剤を含む可能な薬剤を示唆した。定量的リアルタイムPCR(qPCR)分析により,遺伝子周期概日時計1(Per1)の発現アップレギュレーションとNr1d1ノックダウンを伴う周期概日時計2(Per2)を確認した。オピオイド受容体,デルタ1(Oprd1)およびプレプロエンケファリン(PENK)に対する役割に対する証拠も見出した。まとめると,これらの結果は,NAcにおけるNr1d1が性特異的に社会性および不安関連行動を調節し,概日,ヒストンデアセチラーゼおよびオピオイド関連遺伝子がこれらの行動表現型の発現に関与している可能性があることを示唆する。Copyright 2018 Wiley Publishing Japan K.K. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： ヒストンデアセチラーゼ ,  日周期 ,  ベクター ,  麻薬性鎮痛薬 ,  DNAマイクロアレイ ,  成体 ,  アップレギュレーション ,  遺伝子発現 ,  *側坐核 ,  相互作用 ,  定量的PCR法 ,  *遺伝子 ,  表現型
準シソーラス用語： Per2 ,  概日時計 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (5件)： AAVベクトル ,  遺伝子発現 ,  遺伝子ノックダウン ,  REV-ERBアルファ ,  shRNA

分類 (2件)： 精神科の基礎医学  (GR01020I) ,  中枢神経系  (EJ12030F)

タイトルに関連する用語 (6件)： マウス ,  側坐核 ,  遺伝子 ,  社会 ,  行動 ,  調節