抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:過敏性腸症候群(irritablebowelsyndrome、IBS)患者の腸内微生物叢の変化状況及び臨床意義を検討する。方法;確定診断した60例の過敏性腸症候群患者を研究対象とし、それを観察組とし、同時に健康診断を受けた10例の健康志願者を対照組とし、観察組患者と対照組の志願者の糞便標本を収集した。糞便標本の腸内フローラの定量培養と定性培養を行い、糞便サンプル中のビフィズス菌、乳酸桿菌、バチルス菌、腸内細菌の菌数を分析し、観察組患者と対照グループの志願者の腸内細菌叢数量を比較した。観察群患者と対照群の志願者の腸内細菌叢の定植抵抗B/E値を比較した。過敏性腸症候群の臨床型により、下痢型過敏性腸症候群、便秘型過敏性腸症候群などの2つの亜群に分け、異なるタイプの腸症候群患者の腸内細菌叢数と腸内細菌叢の定植抵抗B/E値を比較する。結果:観察群患者のビフィズス菌の菌数値、乳酸桿菌の菌数値、腸内細菌叢の定植抵抗B/E値はいずれも対照群より低く、統計学的有意差があり(P<0.05)、その腸桿菌の菌数値は対照群より高く、統計学的有意差があった(P<0.05)。下痢型過敏性腸症候群患者のビフィズス菌の菌数値、乳酸桿菌の菌数値、バクテロイデスの菌数値、腸内細菌叢の定植抵抗B/E値は便秘型腸症候群より明らかに低く(P<0.05)、その腸桿菌の菌数値は便秘型過敏性腸症候群より高値であった。統計的有意差が認められた(P<0.05)。結論;過敏性腸症候群患者には腸内細菌叢の不調状態があり、主にビフィズス菌と乳酸桿菌の減少、腸内細菌の増加、腸細菌叢の定着抵抗が弱まり、しかも異なるタイプの腸症候群患者の腸内フローラの変化が異なる。臨床ではその腸内細菌叢の変化情況により、治療を実施することができる。Data from Wanfang. Translated by JST.【JST・京大機械翻訳】