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J-GLOBAL ID:201802275293275882   整理番号:18A0265334

腸内細菌叢の変動と16S rRNA遺伝子配列決定及びLC/MSメタボロミクスによるうつ病と関連した糞便代謝表現型【Powered by NICT】

Variations in gut microbiota and fecal metabolic phenotype associated with depression by 16S rRNA gene sequencing and LC/MS-based metabolomics
著者 (7件):
資料名:
巻: 138  ページ: 231-239  発行年: 2017年 
JST資料番号: H0876A  ISSN: 0731-7085  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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一般的,生命の危険性のある高再発性精神疾患として,うつ病は広範囲の病理学的変化により特徴づけられる;が,その病因は完全には理解されていない。腸内細菌叢は微生物叢腸脳軸を介して消化管生理だけでなく中枢神経系(CNS)機能と挙動に影響を及ぼすことを支持する多くの拠物がある。抑うつ状態における糞便代謝表現型に及ぼす腸内細菌叢の影響を評価するために,超高速液体クロマトグラフィー-質量分析(UHPLC MS)に基づくメタボロミクスと組み合わせた16S rRNA遺伝子配列決定の統合的アプローチは慢性変動ストレス(CVS)-誘発されたうつ病ラットモデルで実施した。興味深いことに,低下は有意な腸内細菌叢変化をもたらし,対照と比較してC VSで処理したラットにおける門と属レベルであった。細菌属Marvinbryantia,Corynebacterium,Psychrobacter,Christensenella,Lactobacillus,Peptostreptococcaceae incertae sedis,Anaerovorax,Clostridiales incertae sedisとCoprococcusの相対的豊度は有意に減少したが,Candidatus ArthromitusとOscillibacterは正常対照と比較してモデルラットにおいて顕著に増加した。一方,抑欝ラットの糞便代謝表現型における明確な変化も認められ,アミノ酸および脂肪酸の低レベル,胆汁酸,ヒポキサンチンおよびstercobilinsのより高い量を含んでいた。さらに,変化糞便代謝産物による摂動を受けた腸内細菌叢属の実質的関連性,特にトリプトファンと胆汁酸の代謝に関与する化合物であった。これらの結果は,腸内微生物叢が抑うつ状態における糞便代謝に関連して変化することを示した。これらの知見は,16S rRNA遺伝子配列決定およびLC-MSに基づくメタボロミクスアプローチは,うつ病の病因を評価するために適用できることを示唆した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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薬物の分析  ,  生物薬剤学(基礎) 

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