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J-GLOBAL ID:201802275305026582   整理番号:18A0611892

成体マウスの後根神経節におけるPTENとSOCS3の条件付きCo欠失を伴う坐骨神経における感覚軸索再生の適度な強化【Powered by NICT】

Modest enhancement of sensory axon regeneration in the sciatic nerve with conditional co-deletion of PTEN and SOCS3 in the dorsal root ganglia of adult mice
著者 (3件):
資料名:
巻: 303  ページ: 120-133  発行年: 2018年 
JST資料番号: A0094B  ISSN: 0014-4886  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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末梢神経系で軸索が再生できるが,完全な機能回復は稀である。最近の研究は,PI3KおよびJak/Stat経路ホスファターゼとテンシンホモログ(PTEN)の二つの重要なシグナル伝達阻害剤とサイトカインシグナリング-3(SOCS3)の抑制の条件的欠失は正常に非再生中枢神経系軸索の再生を促進することを示した。さらに,視神経再生の研究では,PTENとSOCS3の同時欠失はより大きな効果を有していた。ここでは,PTEN欠失は坐骨神経挫滅後の軸索再生を促進し,(2)PTEN/SOCS3同時欠失は,再生を促進するという仮説を検証(1)。PTEN~fl/flとPTEN/SOCS3~fl/flマウスは坐骨神経圧挫の二週間前に四番目と五番目の腰部後根神経節(DRG)へのA AV Creの直接注入を受けた。特異的抗体を用いたDRGからの全細胞溶解物のウェスタンブロット解析はPTEN欠失は坐骨神経挫滅後のPI3Kシグナル伝達を増強または延長しなかったことを明らかにした。PTEN/SOCS3同時欠失は対照とは対照的に,損傷後少なくとも7日間はPI3Kを活性化し,活性化は3日目でピークに達した。圧挫損傷後の坐骨神経におけるSCG10発現再生感覚軸索の定量は,PTENとPTEN/SOCS3同時欠失の両方で損傷後3日でより長い距離再生を明らかにした。PTEN/SOCS3同時欠失による有害温覚および機械刺激感知の分析は,圧壊後14と21日目に感覚増強を明らかにした後,全ての処理群は,同じ機能的プラトーに達した。これらの知見は,PTENとSOCS3の同時欠失は,圧壊損傷後のDRG軸索の初期再生の中程度ではあるが測定可能な増強をもたらすことを示した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (4件):
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細胞生理一般  ,  腫ようの化学・生化学・病理学  ,  酵素生理  ,  発生と分化 

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