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J-GLOBAL ID:201802275314468025   整理番号:18A1141458

5-FU耐性EMT様膵臓癌細胞は新規エンドグリン標的免疫毒素CD105-サポリンの光化学的インターナリゼーションに対して過敏である【JST・京大機械翻訳】

5-FU resistant EMT-like pancreatic cancer cells are hypersensitive to photochemical internalization of the novel endoglin-targeting immunotoxin CD105-saporin
著者 (12件):
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巻: 36  号:ページ: 187  発行年: 2017年 
JST資料番号: U7514A  ISSN: 1756-9966  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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5-FU(5-FU)に対する耐性の発達は,膵臓癌を含む種々の癌の治療における主要な問題である。本研究では,膵臓腺癌における5-FU耐性を克服するための重要な耐性機構と光化学的戦略を明らかにする。野生型膵臓癌細胞系Panc03.27の5-FU耐性(5-FUR),上皮間葉様サブクローンは,著者らの研究室で以前に発生した。MTS生存性アッセイを用いて,光(光化学処理,PCT)と組み合わせたエンドソーム/リソソーム局在化光増感剤TPCS2a(fimaporfin)の細胞毒性効果を調べ,TPCS2aの局在化を示し,リソソームの光損傷の影響を調べた。フローサイトメトリー分析を行い,光増感剤の取り込みを調べ,細胞内ROSレベルを評価した。LAMP1の発現と局在を,RT-qPCR,ウエスタンブロット法,および構造化照射顕微鏡を用いて評価した。MTS生存率分析を用いて,5-FU,クロロキン(CQ),および光化学処理の組合せの効果を評価した。RT-qPCR,ウェスタンブロット法,フローサイトメトリー,蛍光顕微鏡を用いてCD105の発現を調べ,TPCS2aと抗CD105-サポリンの共局在を顕微鏡を用いて評価した。最後に,MTSアッセイを用いて抗CD105免疫毒素の光化学インターナリゼーション(PCI)の細胞毒性効果を調べた。5-FUR細胞株はPCTに対する過敏性を示し,これはTPCS2aの取り込み増加,リソソーム分布の変化,リソソーム光損傷,および5-FUR細胞におけるリソソームマーカーLAMP-1の発現の増加に関連していた。クロロキンまたはリソソーム光損傷により誘導されるオートファジーの阻害は,耐性細胞における5-FUに対する感受性を増加させることを示した。3つの5-FURサブクローンは,エンドグリン(CD105)を過剰発現する。免疫毒素抗CD105-サポリン単独での処理はCD105発現5-FUR細胞の生存性を有意に低下させたが,CD105陰性非耐性親癌細胞系ではほとんど効果が見られなかった。注目すべきことに,細胞内薬物送達法を用いて,TPCS2aの光制御活性化とCD105-サポリンのナノモルレベルの組み合わせによる光化学インターナリゼーション(PCI)は,5-FUR細胞集団において強い細胞毒性効果をもたらした。著者らの知見は,オートファジーが膵臓癌細胞における化学療法薬5-FUに対する重要な耐性機構であり,CQまたはリソソーム光損傷によるオートファジー過程の阻害が5-FUに対する感受性の増加に寄与することを示唆した。in vitroでの5-FU耐性膵臓癌細胞の部位特異的除去におけるCD105のPCIに基づく標的化の有望性を初めて示した。結論として,CD105のPCIに基づく標的化は,強力な抗癌戦略を示し,前臨床モデルで更に評価すべきである。Copyright 2018 The Author(s) All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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抗腫よう薬の基礎研究 
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