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J-GLOBAL ID:201802275408516394   整理番号:18A0772314

銀河中心における拡散X線天空

Diffuse X-ray sky in the Galactic center
著者 (1件):
資料名:
巻: 70  号:ページ: R1.1-R1.50  発行年: 2018年 
JST資料番号: W2414A  ISSN: 0004-6264  CODEN: PASJA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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天の川銀河における銀河系拡散X線放射(GDXE)は空間的およびスペクトル的に銀河中心X線放射(GCXE),銀河リッジX線放射(GRXE)および銀河バルジX線放射(GBXE)に分解される。GDXEのX線スペクトルは,高電離原子の強いK殻輝線により特徴付けられ,最も明るい輝線は中性鉄(FeI-Kα),H様鉄(FeXXV-Heα),及びH様硫黄(SXV-Heα)のK殻遷移(n=2→1の主量子数遷移)である。従って,GDXEは約7keVの高温プラズマ(HTP)と約1keVの低温プラズマから構成されており,これらはそれぞれFeXXV-Heα輝線とSXV-Heα輝線を放射する。FeI-Kα輝線はほぼ中性の鉄から放射され,従って,GDXEの第三成分は冷たいガス(CG)である。GCXE領域におけるFeI-Kα分布はクランピー(FeI-Kαクランプ)であり,中心分子ガス領域の巨大分子雲(MC)複合体(いて座A,B,C,D,E)に結び付けられている。FeI-Kαクランプの起源は,超大質量ブラックホールいて座A*の過去の巨大フレアによって照射されたMCからの蛍光とThomson散乱である。FeI-Kα輝線,FeXXV-Heα輝線,およびFeXXVI-Lyα輝線(H様鉄のn=2→1遷移)のスケールハイトと等価幅は,GCXE,GBXE,およびGRXEの間で異なる。したがって,それらの構造と起源は別々に吟味される。本論文は,特にGCXEにおけるHTPとCGの起源に焦点を当てながら,GDXEの研究史と現在の理解を概観する。(翻訳著者抄録)
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分類 (1件):
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星雲 
タイトルに関連する用語 (3件):
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