文献

J-GLOBAL ID：201802275426238526   整理番号：18A0781557

アポリポ蛋白質Eε4:軽度認知障害のパーキンソン病患者における実行機能障害のバイオマーカー【JST・京大機械翻訳】

Apolipoprotein Eε4: A Biomarker for Executive Dysfunction among Parkinson’s Disease Patients with Mild Cognitive Impairment

著者 (5件)： Samat Nor A. (Department of Medicine, UKM Medical Centre, Chancellor Tuanku Muhriz Hospital & Universiti Kebangsaan Malaysia Medical Centre) ,  Abdul Murad Nor A. (Universiti Kebangsaan Malaysia Medical Molecular Biology Institute) ,  Mohamad Khairiyah (Department of Medicine, UKM Medical Centre, Chancellor Tuanku Muhriz Hospital & Universiti Kebangsaan Malaysia Medical Centre) ,  Abdul Razak Mohd R. (Universiti Kebangsaan Malaysia Medical Molecular Biology Institute) ,  Mohamed Ibrahim Norlinah (Department of Medicine, UKM Medical Centre, Chancellor Tuanku Muhriz Hospital & Universiti Kebangsaan Malaysia Medical Centre)
資料名： Frontiers in Neuroscience (Web)  (Frontiers in Neuroscience (Web))
巻： 11  ページ： 712  発行年： 2017年 
JST資料番号： U7087A  ISSN： 1662-453X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： スイス (CHE)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 背景:認知障害はパーキンソン病(PD)において一般的であり,診断時の患者の15~20%に影響する。アポリポ蛋白質E(ApoE)のα-シヌクレイン発現と遺伝的多型は,データが矛盾しているが,PDにおける認知障害の存在と関連している。【目的】:モントリオール認知評価(MoCA),包括的訓練試験(CTMT)およびParkinson病認知評価尺度(PDCRS)を用いて,PD患者における認知障害の罹患率を測定し,血漿α-シヌクレインおよびApoE遺伝的多型との関連性を測定する。方法:これは,46人のPD患者を含む横断的研究であった。患者をモントリオール認知評価試験(MoCA)と詳細な神経心理学的試験を用いて評価した。パーキンソン病認知評価尺度(PDCRS)を,認知機能のために使用し,包括的な訓練試験(CTMT)を実行機能のために使用した。血漿α-シヌクレイン測定とApoE遺伝子解析のために血液を採取した。ApoE多型は免疫診断からMutaGELAPoEを用いて検出した。血漿α-シヌクレインは,標準プロトコルに従ってELISA技術(USCN Life Science Inc.)を用いて検出された。【結果】MoCAに基づいて,26人(56.5%)の患者は軽度認知障害(PD-MCI)を有し,20人(43.5%)は正常認知(Pd-NC)を有した。PDCRSに基づき,18人(39.1%)は正常認知(PDCRS-NC)を有し,17人(37%)は軽度認知障害(PDCRS-MCI)を有し,11人(23.9%)は認知症(PDCRS-PDD)を有した。PDCRS-MCI群において,5人(25%)の患者は,Pd-NC群からであり,すべてのPDCRS-PDD患者は,PD-MCI群からであった。CTMTスコアは,MCI患者とMoCAの正常認知患者の間で有意に異なった(p=0.003)。20人の患者(72.4%)は,実行機能不全によって,PD-MCI群からであった。重度の実行機能不全を有する17名(77.3%)および4名(57.1%)は軽度から中等度の実行機能不全を有していた。MoCA,PDCRS,およびCTMTに基づく認知障害の存在またはタイプ間の血漿α-シヌクレイン濃度に差はなかった。結論:ApoE4対立遺伝子キャリア頻度は,実行機能不全患者において有意に高かった(p=0.014)。結論:MCIは,著者らのPD集団で一般的であった。PDCRSはMoCAよりMCIとPDDの検出においてより識別的であるように見えた。血漿α-シヌクレイン濃度は認知障害の有無に関連しなかったが,ApoEe4対立遺伝子キャリア状態はPDにおける実行機能不全と有意に関連した。Copyright 2018 The Author(s). All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】

シソーラス用語： 対立遺伝子 ,  遺伝子多型 ,  *Parkinson病 ,  ELISA ,  *バイオマーカー ,  遺伝 ,  認知症 ,  血漿 ,  *アポE ,  *患者
準シソーラス用語： 認知機能 ,  α-シヌクレイン ,  *認知障害 ,  *遂行機能 ,  *軽度認知障害 , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (7件)： パーキンソン病 ,  軽度認知障害 ,  アポリポ蛋白質E ,  アルファシヌクレイン ,  MOCA ,  PDCR ,  CTMT

分類 (3件)： 神経の臨床医学一般  (GN01030H) ,  神経系の疾患  (GN03000O) ,  疫学  (GB03000E)

タイトルに関連する用語 (6件)： アポリポ蛋白質E ,  軽度認知障害 ,  パーキンソン病 ,  患者 ,  機能障害 ,  バイオマーカー