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J-GLOBAL ID：201802275430981885   整理番号：18A0568887

CaO内包アルギン酸カプセルを用いたバイオディーゼル燃料の合成

Biodiesel Fuel Production Using CaO-loaded Alginate Capsules

著者 (1件)： 古澤毅 (宇都宮大学大学院工学研究科)
資料名： Journal of the Japan Petroleum Institute (Web)  (Journal of the Japan Petroleum Institute (Web))
巻： 60  号： 4  ページ： 170-185(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U1441A  ISSN： 1349-273X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： CaO内包アルギン酸カプセルを用いて菜種油のエステル交換反応によるBDF合成を検討した。カプセル内外の液相分析およびカプセル内部の固相分析を行った結果,共溶媒として作用するFAMEのカプセル内部での蓄積,および副生グリセリンとCaOによる複合体の形成がBDF合成反応において重要な因子であることが分かった。また,CaO触媒とともに,光熱変換物質をカプセル内部に内包すると,従来のマントルヒーターによる加熱方法を用いず,光エネルギー照射下で十分にBDF合成反応が進行することも分かった。さらに,カプセル内部温度は照射する光の量に依存し,光量の増加に伴ってカプセル内部温度が上昇することを確認した。種々の検討結果より,CaO (100 mg/g-oil)と活性炭(0.5 mg/g-oil)を内包したカプセルを,全照射条件(全波長領域,集光レンズあり, 3.6 W)下でのBDF合成反応へ適用すると,1時間で60 %, 6時間で90 %のBDF収率を達成し,最も良い性能であった。また,同条件下でのカプセル破損率は53 %であったものの,FAME相へのCa溶出率はわずか0.37 %であった。(著者抄録)

シソーラス用語： アルギン酸 ,  *バイオディーゼル燃料 ,  *酸化カルシウム ,  エネルギー変換 ,  触媒反応 ,  カプセル ,  菜種油 ,  キセノンランプ ,  エステル交換 ,  光照射 ,  副産物 ,  溶媒 ,  収率 ,  カルボン酸エステル ,  昇温 ,  脂肪族アルコール ,  ポリオール
準シソーラス用語： 光熱変換 ,  共溶媒 ,  FAME

著者キーワード (12件)： Biodiesel fuel ,  Calcium oxide ,  Alginate capsule ,  Photothermal exchange material ,  Light driven transesterification ,  Rapeseed oil ,  Biodiesel fuel ,  Calcium oxide ,  Alginate capsule ,  Photothermal exchange material ,  Light driven transesterification ,  Rapeseed oil

分類 (1件)： 生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y)

物質索引 (1件)： グリセリン

引用文献 (63件)：

• 1) Technology Roadmap: Biofuels for Transport, International Energy Agency, Paris (2011).
• 2) Sharma, Y. C., Singh, B., Korstad, J., Fuel, 90, 1309 (2011).
• 3) Endalew, A. K., Kiros, Y., Zanzi, R., Biomass Bioenergy, 35, 3787 (2011).
• 4) Lin, L., Cunshan, Z., Vittayapadung, S., Xiangqian, S., Mingdong, D., Appl. Energy, 88, 1020 (2011).
• 5) Borges, M. E., Díaz, L., Renew. Sust. Energ. Rev., 16, 2839 (2012).

タイトルに関連する用語 (5件)： CaO ,  内包 ,  アルギン酸 ,  カプセル ,  バイオディーゼル燃料