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J-GLOBAL ID：201802275439740360   整理番号：18A0399770

トマトの葉と果実におけるセンシング塩分ストレスのためのクロロフィルa蛍光OJIP過渡現象の使用【Powered by NICT】

Using of chlorophyll a fluorescence OJIP transients for sensing salt stress in the leaves and fruits of tomato

著者 (2件)： Zushi Kazufumi (University of Miyazaki, Miyazaki 889-2192, Japan) ,  Matsuzoe Naotaka (Prefectural University of Kumamoto, Kumamoto 862-8502, Japan)
資料名： Scientia Horticulturae  (Scientia Horticulturae)
巻： 219  ページ： 216-221  発行年： 2017年 
JST資料番号： W1940A  ISSN： 0304-4238  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 塩はトマトの植物の生長と生産性に対する主要な環境ストレスである。センシング塩ストレス損傷の程度とトマト植物の生理的状態の変化を評価するために重要である。本研究の目的は,クロロフィル蛍光OJIP過渡現象(OJIP過渡現象)を用いたトマトの葉と果実における塩ストレスを評価することであった。トマト植物は様々なレベルの塩ストレス(25 50 75,および100mMのNaCl)の下で成長させた,著者らは葉と緑色果実の葉のストレス指標とOJIP過渡現象を測定した。葉ストレス指標では,水分ポテンシャルは,塩ストレスのレベルの増加と共に低下したが,クロロフィル含量(SPAD値)および電解質漏出は影響を受け,100mM NaClを除いてなかった。全体OJIP曲線と葉における各OJIP段階は塩ストレスのレベルの増加に伴って減少したが,塩ストレス(25mM NaCl)の最低レベルで影響を受けなかった。,OJIP曲線はSPADおよび電解質漏出よりも葉における塩ストレスのより高感度な指標であった。逆に,果実,OJIP曲線は対照と比較して,100mMのNaClでのみ有意に異なり,エネルギーパイプラインモデルによって記述されるエネルギーフラックスは対照よりも100mMのNaClの方が高かった。これらの結果は,果実の100mMのNaClのような重篤な塩ストレスにおける,JIPパラメータとエネルギーフラックスは重症の食塩ストレスに対する光化学系IIのエネルギー吸収効率の増加に起因する光合成変化を示すことができることを示した。OJIP過渡解析はトマトのセンシング塩ストレスの非破壊,簡単,迅速法として使用できると結論した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】

シソーラス用語： 光合成 ,  塩化ナトリウム ,  水分ポテンシャル ,  高感度 ,  *トマト ,  光化学系II ,  エネルギー吸収 ,  *過渡現象
準シソーラス用語： エネルギーフラックス ,  電解質漏出 ,  クロロフィル含量 ,  ストレス指標 ,  クロロフィル蛍光 ,  環境ストレス ,  *塩分ストレス , 【Automatic Indexing@JST】

著者キーワード (4件)： クロロフィル蛍光 ,  OJIP過渡現象 ,  塩ストレス ,  トマト

分類 (1件)： 果樹  (FC03042G)

タイトルに関連する用語 (7件)： トマト ,  葉 ,  果実 ,  センシング ,  塩分ストレス ,  クロロフィルa蛍光 ,  過渡現象