抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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茨城県の「公募型新たな水質浄化空間創出事業」で選定された浄化装置の実証実験を行い,浄化処理前後の水質を分析して,リンの削減について評価した。生活排水路浄化施設(土浦市虫掛)敷地内に設置した。新川に流入する虫掛排水路の水をくみ上げ,生物担体により浄化する施設の前段階にこの浄化装置を設置することで,複合的な浄化効果を期待した。本装置は3つの水槽(鉄イオン発生槽×2,反応槽)から構成される。鉄イオン発生槽では,鉄イオン溶出体をドラム型カートリッジに入れて鉄(II)イオンを溶出させ,これがリン酸イオンと結合して沈降して,水中のリンを除去する。回転速度(1回転/45秒,30秒,15秒)で比較すると,1回転/30秒の削減率が一番高くなった。また,その速度で曝気をすることで削減率が上がり,削減率は30%を上まわった。