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J-GLOBAL ID：201802275672073837   整理番号：18A0359618

Ditylum brightwelliiによる揮発性有機化合物の生成

著者 (5件)： 奥田祐樹 (日本大 大学院総合基礎科学研究科) ,  柴崎彩人 (日本大 大学院総合基礎科学研究科) ,  安蒜啓介 (日本大 大学院総合基礎科学研究科) ,  阿部皆美 (日本大 大学院総合基礎科学研究科) ,  橋本伸哉 (日本大 大学院総合基礎科学研究科)
資料名： 日本地球化学会年会要旨集(Web)  (Abstracts of Annual Meeting of the Geochemical Society of Japan (Web))
巻： 64th  ページ： ROMBUNNO.1D13(J-STAGE)  発行年： 2017年 
JST資料番号： U1296A  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ハロカーボンに含まれるブロモホルム(CHBr3)は,温帯域や熱帯域の大気海洋中で濃度が高く,大気中に放出されたCHBr3は成層圏に運ばれた後オゾンの分解に関与している。成層圏に運ばれる臭素源として,CHBr3等の短寿命ガスの寄与は1996年の15%から2012年の28%に上方修正され,短寿命ガスの動態が注目されている。本研究では温帯域で採取された海洋植物プランクトンの珪藻Ditylum brightwelliiを対象に,CHBr3を含むVOCの生成について調べた。本実験の結果から,D.brightwelliiはCHBr3を含む数種類のハロカーボン(モノハロメタン・ジハロメタン・トリハロメタンを含む)の生成能をもつことが明らかになった。また本研究の結果から,珪藻が温帯・熱帯域の外洋におけるCHBr3等の臭素を含む短寿命ガスの生成に関与していることが示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *珪藻類 ,  *揮発性有機化合物 ,  *生態系 ,  地球化学 ,  脂肪族臭素化合物 ,  脂肪族塩素化合物 ,  トリハロメタン ,  脂肪族ヨウ素化合物
準シソーラス用語： Ditylum brightwellii ,  *海洋生態系 ,  *生物起源揮発性有機化合物 ,  生物地球化学

分類 (2件)： 生態系  (EE01040P) ,  対流圏・成層圏の地球化学  (DD01020P)

物質索引 (7件)： クロロヨードメタン ,  ジブロモクロロメタン ,  ジブロモメタン ,  ブロモクロロメタン ,  ブロモジクロロメタン ,  ブロモホルム ,  ヨードメタン

タイトルに関連する用語 (1件)： 揮発性有機化合物