抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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MOHT(Matuda-Oozeki-Hu Trawl)に基づいて,5張のコッドエンド網を持つコッドエンドフレームを設置することにより,コッドエンド自律開閉型MOHT(COC-MOHT)を開発した。2014年10月16日,相模湾において,東京海洋大学所属の練習船海鷹丸による4,3,および2ノットの異なる曳網速度での水深250 m,450 mおよび表層からの3回の傾斜曳を実施し,ハダカイワシ類の日周鉛直移動と網からの逃避を調べた。試料はハダカイワシ類,頭足類,オキアミ類,サクラエビ類,および他の魚類に分けた。ハダカイワシ類は標準体長を測定し,5mm間隔で区分した。3回の傾斜曳の結果から,昼間は,ハダカイワシ類は種により150m以浅と250m以深の2つの主要な水深帯に分布することが分かった。日没後のハダカイワシ類は,深い水深帯からより浅い水深帯に移動した。水平曳については,遅い曳網速度では標準体長>30mmのハダカイワシ属の採集量が少なかった。可能性のある説明として,それらの魚は全般的により速く遊泳できるので,大型の魚が網から逃げたことが考えられる。(翻訳著者抄録)