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J-GLOBAL ID：201802275881573231   整理番号：18A0184744

「凍える高齢者」の実態把握とその対策の必要性に対する問題提起

著者 (3件)： 鈴木雄 (秋田大 大学院理工学研究科) ,  日野智 (秋田大 大学院理工学研究科) ,  藤田有佳 (一関市 下水道部)
資料名： 土木計画学研究・講演集(CD-ROM)  (土木計画学研究発表会・講演集(CD-ROM))
巻： 56  ページ： ROMBUNNO.59  発行年： 2017年10月20日 
JST資料番号： X0119B  資料種別： 会議録 (C)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,凍える高齢者についてその実態把握を行った。その結果,灯油缶が重いために購入を控えている高齢者や,灯油の値段が高いために購入を控えている高齢者の存在が明らかとなった。調査の結果,凍える高齢者が34.7%存在することが明らかとなった。凍える高齢者は,入浴回数を減らしたり,暖房をつける部屋を制限するなどして生活していることも明らかとなった。凍える高齢者は,歩行可能距離が100m未満である場合や,単身世帯である場合などで多く存在することが明らかとなった。凍える高齢者に対しては,灯油の宅配が有効であるが,秋田市の半数のガソリンスタンドでしか灯油の宅配を行っておらず,宅配を行っている場合でも高層階への宅配には条件がある結果であった。今後は買い物弱者の問題と同様に,凍える高齢者についても議論すべきである。(著者抄録)

シソーラス用語： *老人 ,  実態調査 ,  助成 ,  *社会福祉 ,  住環境 ,  購買 ,  消費者
準シソーラス用語： 支援 ,  生活環境 ,  *生活支援 ,  買物 ,  買物弱者 ,  *要支援高齢者

分類 (1件)： 都市問題,都市防災  (RD01030O)

タイトルに関連する用語 (3件)： 高齢者 ,  実態把握 ,  対策