抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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【目的】深部静脈血栓症(DVT)における足関節骨折の危険因子とD-ダイマーモニタリングの価値を調査する。方法:選択的手術治療を受けた足関節骨折患者158例を選び、臨床資料を収集し、患者の入院2日目、手術前24時間、術後1、3、5日に、血漿中のDダイマー量を測定し、患者の下肢DVTの発生状況を測定した。患者をDVT群と非DVT群に分け、多因子logis-tic回帰分析を用いて、足関節骨折患者のDVT発生に関連する影響因子について分析した。被験者の動作特性(ROC)曲線を用いて、D-ダイマーレベルが足関節骨折患者におけるDVT発生の予測における価値を評価する。結果:158例の患者の中で37例はDVTが発生し、発生率は23.4%であった;非DVT患者と比較して,DVT患者の年齢は高く,高エネルギー損傷の割合は高く,Pilon骨折の割合は高く,合併血管および神経損傷の割合は高く,内科の基礎疾患の割合は高く,超音波検査の陽性率は高く,術前のRAPTスコアは高かった。それらの間には有意差があった(P<0.05)。DVT群患者の術前24時間におけるD-ダイマーのレベルは非DVT群より有意に高く、統計学的有意差が認められた(P<0.05)。多変量ロジスティック回帰分析は,以下のことを示した。年齢、高エネルギー損傷、Pilon骨折、合併血管及び神経損傷、超音波検査陽性、術前RAPT採点及び術前24時間のD-ダイマーレベルは、足関節骨折患者のDVT発生に影響を及ぼす独立危険因子であった(P<0.05)。ROC曲線の分析により、術前24時間の時、D-ダイマーのレベルは足関節骨折患者のDVT発生時の曲線下面積0.794(95%CI:0.696~0.891)、D-ダイマーレベル3.86mg/Lの時、感度は75.7%であることが示された。特異性は80.2%であった。結論:年齢、高エネルギー損傷、Pilon骨折、合併血管及び神経損傷、超音波検査陽性、術前RAPT採点及び術前24時間のD-ダイマーレベルは、足関節骨折患者におけるDVT発生の独立危険因子である。手術の24時間後に,D-ダイマーのレベルは,足関節骨折患者におけるDVTの指標として用いることができた。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】