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J-GLOBAL ID:201802276420963109   整理番号:18A0939455

ヘパリン官能化は腱/靭帯-骨組織工学のための二相性絹フィブロイン足場におけるTGF-β2およびGDF5の保持を増加させる【JST・京大機械翻訳】

Heparin functionalization increases retention of TGF-β2 and GDF5 on biphasic silk fibroin scaffolds for tendon/ligament-to-bone tissue engineering
著者 (10件):
資料名:
巻: 72  ページ: 150-166  発行年: 2018年 
JST資料番号: W3136A  ISSN: 1742-7061  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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腱/靭帯から骨への移行は,細胞外マトリックス組成,コラーゲン分子配列およびミネラル化の構造勾配を有する高度に特殊化された界面組織である。これらの構造的特徴は機能に必須であるが,しばしば損傷後に再生されない。組織工学は,修復のための有望な戦略である。機能的組織再生を達成するために,生物物理学的,生物学的および化学的合図の組み合わせを必要とするような複雑な組織間相の工学が必要である。本研究では,統合異方性(腱/靭帯様)および等方性(骨/軟骨様)細孔配列を有する二相性絹フィブロイン足場上でヒト初代脂肪由来間葉系幹細胞(AdMCs)を培養した。ヘパリンでこれらの足場を機能化し,形質転換成長因子β2(TGF-β2)と成長/分化因子5(GDF5)を送達する能力を調べた。ヘパリン機能化は足場マトリックスに付着したTGF-β2とGDF5の量を増加させ,低成長因子用量で生物学的効果をもたらした。AdMSCsに及ぼす細孔配列と成長因子の組合せ影響を分析した。TGF-β2および細孔異方性は,腱/靭帯マーカーおよびコラーゲンI蛋白質含量の発現を相乗的に増加させた。加えて,TGF-β2とGDF5の複合デリバリーは,等方性多孔性を有する基質上の軟骨マーカーとコラーゲンII蛋白質含有量の発現を強化したが,一方では,混合異方性/等方性多孔性の領域では,エンプションマーカーは強化された。全体として,本研究で得られたデータは,幹細胞運命に及ぼす生物学的および構造的合図の併用効果に関する現在の理解を改善し,腱/靭帯骨再生のための有望な戦略を提示する。腱/靭帯-骨間期(腱)の再生は,インプラント統合と臨床転帰を改善するために,骨折した腱/靭帯の骨への修復において重要である。本研究は,成長因子の生体模倣および統合腱/靭帯骨構築物,幹細胞およびヘパリンに基づくデリバリーに基づく再生のための新しいアプローチを提案する。ヘパリンは低用量で局所的および生物学的に活性な成長因子を維持することができることを示し,それは超生理学的用量および関連する副作用を避けるために重要である。さらに,幹細胞に及ぼす生物学的(成長因子)と構造的(細孔配列)キューの相乗効果を同定した。これらの結果は,複雑な組織間相を再生するための幹細胞の多系統分化能に及ぼす生物学的および構造的合図の複合的影響に関する現在の理解を改善する。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
医用素材  ,  細胞・組織培養法 

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