文献

J-GLOBAL ID：201802276479164087   整理番号：18A0836051

ブルーノ・タウトによるブリッツ連棟住宅の屋外居住空間の設計意図に対する居住者意識

Resident awareness regarding the layout and outdoor living space of a Bruno Taut-designed terraced housing complex in Britz, Germany

著者 (2件)： 小木曽裕 (日本大 理工) ,  山崎晋 (日本大 理工)
資料名： ランドスケープ研究  (日本造園学会誌)
巻： 81  号： 5  ページ： 669-674  発行年： 2018年03月30日 
JST資料番号： F0408A  ISSN： 1340-8984  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 本研究では,建築レイアウトと屋外空間の関係を考慮して,ブルーノタウトによって設計されたBritz住宅団地の居住者について意識調査を行った。目的は,居住者が複雑な屋外生活空間の設計における建築家の意図をどのように感じるかを決定することであった。結果は,回答者の約80%が建築物レイアウトにおける屋外生活空間の概念を包含するために,建築家の意図する日常生活を意識していることを示した。より高い意識を持つ人々は,住宅位置決めの微妙な変化を持つ空間を作り出すために実装された景観に優しい非対称設計と,最適な屋外生活空間に対する対策として住宅に面する私庭によって形成された緑地の設計/利用を評価する傾向があった。より若い住民は,個々の評価項目に関してより強い意見を有した。調査の結果によれば,居住者が複雑な屋外生活空間の設計に関する建築家の意図をいかに感じたかの同定が可能であった。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *建築家 ,  *屋外 ,  空間構成 ,  *建築設計 ,  *住民意識 ,  遺跡 ,  *集合住宅 ,  ドイツ連邦共和国 ,  住環境 ,  生活 ,  庭 ,  建築論
準シソーラス用語： ブルーノ・タウト ,  ベルリン ,  世界遺産 ,  設計意図

分類 (2件)： 建築設計,建築家,建築史  (RB04000W) ,  住居地域計画一般  (RD03010G)

引用文献 (29件)：

• 1) 古田陽久,古田真美(2011):世界遺産事典:pp190,世界遺産総合研究所,広島,p120-121
• 2) 本内容は(2009.10.5放映):ベルリンの近代化集合住宅,NHK世界遺産での内容であり現地の保存会にヒアリングし確認を行うと共に(図-2のa,b,i)の提供を受けた。
• 3) 小木曽裕(2013):ドイツブリッツ馬蹄形集合住宅の中庭における緑に対する居住者意識:環境情報科学センター,環境情報科学論文集,27,p215-220
• 4) 小木曽裕(2014):ブルーノ・タウトによる馬蹄形集合住宅の配置と中庭の設計意図に対する居住者意識:日本造園学会,ランドスケープ研究,77,(5),685-688
• 5) 高橋英史(1995):ブルーノ・タウト:pp310,講談社,東京,p251-254

タイトルに関連する用語 (7件)： ブルーノ・タウト ,  住宅 ,  屋外 ,  居住空間 ,  設計意図 ,  居住者 ,  意識