抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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目的:老年手術患者の術後認知機能に対するプロポフォールの影響を観察する。方法:胸部、腰椎経皮バルーン拡張椎体後弯形成術を行った患者70例を選び、無作為に観察群と対照群に分け、各群35例とした。両群の入室時(T1)、術中(T2)、抜管前(T3)の三つの時間点の平均動脈圧(MAP)、心拍数(HR)と脈拍酸素飽和度(SpO2)を記録し、両群の開眼時間、応答時間、方向性回復時間及び手術後の疼痛状況を比較した。患者の術前,術後3時間,および術後1日の認知状態を評価するために,簡易な知的状態検査(MMSE)を用いて,手術前と手術後の3日目における認知状態を評価した。結果:観察群の開眼時間は(8.36±0.99)minで、対照群より明らかに短かった[(10.08±1.06)min、t=2.69、P=0.012]。観察群の応答時間は(9.41±1.93)minで、対照群より明らかに短かった[(11.69±2.03)min、t=2.91、P=0.007]。観察群の回復力は,対照群のそれより有意に短かった[(10.23±2.37)min対(11.42±2.18)min,t=2.89,P=0.008]。観察群の視覚アナログスケール(VAS)(3.30±1.03)と対照群(3.31±1.78)との間に有意差はなかった(t=0.86,P=0.46)。術前と術後1日の2群間で,MMSEスコアに有意差はみられなかった(t=0.31,P=0.76;t=0.57,P=0.77)。術後3時間の観察群のMMSE採点は対照群より明らかに高かった(t=2.74,P=0.77)。結論:プロポフォールは老年患者の術中鎮痛効果が良好で、麻酔不良反応が小さく、同時に患者の術後認知機能障害の発生を有効に低下させた。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】