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J-GLOBAL ID:201802276660228325   整理番号:18A0489122

クラフトリグニンの膜ろ過:構造特性と低分子量画分の抗酸化活性【Powered by NICT】

Membrane filtration of kraft lignin: Structural charactristics and antioxidant activity of the low-molecular-weight fraction
著者 (8件):
資料名:
巻: 112  ページ: 200-209  発行年: 2018年 
JST資料番号: W0732A  ISSN: 0926-6690  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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二番目に豊富なバイオマス成分であり,炭素に富むフェノール類含量を持つリグニンは多くの用途のための有望な再生可能原料,炭素繊維,接着剤,乳化剤などである。効率的にリグニンを用いるためには,その純度と均一性を確保することが重要である。結果として,高純度と狭い分子量分布を持つ画分へのリグニンの分離は,いくつかの応用のための前提条件であると考えられる。セラミック膜を用いた限外ろ過は多くの利点,pHおよび温度調整なしでクラフトパルプ蒸解液からの直接リグニン抽出を可能にすることを含んでいた。このようなシステムを用いた膜ろ過による一つの課題は,経時的に減少した膜性能の可能性,汚れに関連するである。本研究では,LignoBoostクラフトリグニンは1kDaの分子量カットオフを持つセラミック膜を用いて分画した。限外ろ過分画中の分離挙動を調べ,回収された低分子量(MW)リグニン試料の抗酸化特性を評価した。このモデル系を用いて,透過流束は膜の100時間運転の間に不安定であった。しかし時間経過後の透過液中の平均分子量の減少が観察された。MWのシフトは未使用膜で最も顕著であったが,より安定なMW分布を複数の洗浄サイクルを受けた膜に対して明らかであった。2D NMR解析によると,100時間の運転後に回収されたことを低分子量リグニンは小さいリグニン断片,二量体及びオリゴマなどからなり,メトキシ基の高い含有量であった。これはサイズ排除クロマトグラフィー法,450 500Daの範囲の重量平均分子量を示したを用いて確認した。~31P NMR分光法は,フェノール性OH基の低い総含有量にもかかわらず,低分子量試料は非縮合フェノール性OH基の割合が高かったことを示した。抗酸化試験の結果は,天然酸化防止剤としてのリグニンとその低MW画分の強い可能性を示し,特に脂質含有システム。低分子量リグニン画分は動的酸素ラジカル吸収能(ORAC)試験での非分画化学LignoBoostリグニンよりも優れた抗酸化活性を示し,参照抗酸化剤トロロクス(ビタミンEの水溶性誘導体)よりも基板の3倍強い阻害(フルオレセイン)を示した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (2件):
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木材化学  ,  動植物,微生物のその他の産生物質 

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