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J-GLOBAL ID:201802276829973969   整理番号:18A0242587

Ganoderma lucidumから抽出された新規PTP1B阻害剤はインシュリンシグナル伝達経路におけるIRS1GLUT4カスケードを調節することによりインシュリン抵抗性を改善する【Powered by NICT】

A novel PTP1B inhibitor extracted from Ganoderma lucidum ameliorates insulin resistance by regulating IRS1-GLUT4 cascades in the insulin signaling pathway
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資料名:
巻:号:ページ: 397-406  発行年: 2018年 
JST資料番号: W2339A  ISSN: 2042-6496  CODEN: FFOUAI  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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蛋白質チロシンホスファターゼ1B(PTP1B)の過剰発現のみならずその標的の脱りん酸化に起因するインシュリン抵抗性は2型糖尿病(T2D)の主な原因の一つである。新しく発見されたプロテオグリカン,Ganoderma lucidumから抽出したFudan岳陽Ganoderma lucidum(FYGL)は,最初の著者らの以前の研究でin vitroでPTP1B活性を拮抗的に阻害することが可能であることが報告されている。本研究では,動物および細胞レベルでFYGLによるPTP1B阻害の機構を明らかにしようとした。FYGLは血中グルコースを低下させ,体重を低下させ,ob/obマウスにおけるインスリン抵抗性を改善することができることを見出した。PTP1B発現の減少および骨格筋のインシュリンシグナル伝達経路におけるPTP1B標的のリン酸化の増加が観察された。FYGLによる血糖降下作用の基礎となる機構を明らかにするために,著者らはさらに,ラット筋芽L6細胞におけるPTP1B関与するインシュリンシグナル伝達経路に及ぼすFYGLの影響を調べた。FYGLを共焦点レーザ走査顕微鏡およびフローサイトメトリーを用いて優れた細胞透過性を持つことを示した。FYGLは2 デオキシグルコース(2 DG)法を用いてインシュリン刺激グルコース取込に正の効果を持つことを見出した。FYGLはmRNAレベル,りん酸化インシュリン受容体基質-1(IRS1)だけでなく,活性化ホスファチジルイノシトール-3キナーゼ(PI3K)および蛋白質キナーゼB(Akt)におけるPTP1B発現を阻害した。FYGLはアデノシン一リン酸活性化蛋白質キナーゼ(AMPK)のリン酸化を増加させ,その結果,グルコース輸送体4型(GLUT4)の発現をアップレギュレートし,PTP1BトランスフェクトL6細胞の原形質膜へのGLUT4輸送を促進した。著者らの研究は,T2D管理における使用可能性のあることはFYGLの理論的証拠を提供する。Copyright 2018 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST【Powered by NICT】
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食品の化学・栄養価 

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