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J-GLOBAL ID:201802276840950211   整理番号:18A1700932

中間原子価化合物EuNi2P2における重い準粒子形成の微視的観測:31P NMR研究

Microscopic Observation of Heavy Quasiparticle Formation in the Intermediate Valence Compound EuNi2P2: 31P NMR Study
著者 (10件):
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巻: 87  号:ページ: 094708.1-094708.6  発行年: 2018年09月15日 
JST資料番号: G0509A  ISSN: 0031-9015  CODEN: JUPSA  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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低温で重い電子状態を見せる中間原子価化合物EuNi2P2に対して最高7Tの様々な磁場下で31P NMR測定の結果を報告する。40Kより上の高温領域で,Knightシフトは局在4f状態を反映したCurie-Weiss則に従った。また,Euの平均原子価の温度変動に相当する挙動が,核スピン-格子緩和速度1/T1に観測された。Kondo効果が起こると,1/T1は40Kより下で明らかに低下し,Knightシフトは低温でほぼ一定になった。これら結果から,Eu 4f電子と伝導電子との混成による重い準粒子の形成が微視的観点から明らかになった。さらに,低温で特徴的なスピン揺らぎが観測され,これはEuNi2P2の中間原子価状態によって起こる原子価揺らぎと関係しているらしい。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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結晶中の局在電子構造  ,  その他の無機化合物のNMR 
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