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J-GLOBAL ID:201802277021645583   整理番号:18A1946868

ポリグルタミン酸-トリメチルキトサンに基づく鼻内ペプチドナノワクチンはA群レンサ球菌に対する強力な免疫応答を誘導する【JST・京大機械翻訳】

Polyglutamic acid-trimethyl chitosan-based intranasal peptide nano-vaccine induces potent immune responses against group A streptococcus
著者 (12件):
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巻: 80  ページ: 278-287  発行年: 2018年 
JST資料番号: W3136A  ISSN: 1742-7061  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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ペプチドに基づくワクチンは,古典的ワクチンの限界を克服する可能性がある。しかし,それらの使用は,ヒトの使用に適したキャリアとアジュバントの欠如によって妨げられている。本研究では,カチオン性トリメチルキトサン(TMC)と合成的に定義されたアニオン性α-ポリ-(L-グルタミン酸)(PGA)と結合したペプチド抗原との間のイオン相互作用に基づいて,効率的な自己アジュバント化ペプチドワクチン送達システムを開発した。A群連鎖球菌(GAS)病原体および普遍的Tヘルパーエピトープから誘導された保存B細胞エピトープを有する抗原を,環状付加反応を用いてPGAに抱合した。生成したアニオン性共役体はカチオン性TMCとの相互作用によりナノ粒子(NP-1)を形成した。これらのNP-1は,標準的な粘膜アジュバントコレラ毒素BサブユニットまたはTMCと混合した抗原と比較して,より高い全身および粘膜抗体価を誘導した。産生された血清抗体も臨床的に分離されたGAS株に対してオプソニックであった。さらに,GASチャレンジ研究においてNP-1で免疫したマウスの鼻分泌,咽頭表面および鼻咽頭関連リンパ組織において細菌負荷の減少が観察された。したがって,カチオン性高分子を有するイオン性相互作用ベースのナノ粒子を形成する手段としてのペプチド抗原への明確な長さのアニオン性ポリマーの結合は,ペプチド抗原デリバリーのための有望な戦略である。免疫細胞への抗原送達を増強し,全身性および粘膜免疫を発生させるために,ペプチドワクチンに自己アジュバントデリバリーシステムが必要である。ここでは,高分子共役と錯化戦略を組み合わせることにより,ペプチド抗原に対する新しい自己調節ナノ粒子デリバリーシステムを開発した。アニオン性α-ポリ-(L-グルタミン酸)とペプチド抗原を結合させ,外部架橋剤を使用せずにイオン相互作用によりカチオン性トリメチルキトサンを有するナノ粒子を形成した。マウスへの鼻腔内投与では,これらのナノ粒子は低用量で全身および粘膜免疫を誘導した。さらに,ナノ粒子はA群連鎖球菌感染に対するワクチン接種マウスへの保護を提供した。したがって,この概念はペプチド抗原のデリバリーのためのナノ粒子の開発に特に有用である。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【JST・京大機械翻訳】
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分類 (1件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
免疫療法薬・血液製剤の基礎研究 

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