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J-GLOBAL ID:201802277029184021   整理番号:18A0618229

組換ネトリン-1結合UNC5B受容体はラットにおけるくも膜下出血後のPPARγ/NFκBシグナル伝達経路を介して神経炎症と脳損傷を減弱する【Powered by NICT】

Recombinant Netrin-1 binding UNC5B receptor attenuates neuroinflammation and brain injury via PPARγ/NFκB signaling pathway after subarachnoid hemorrhage in rats
著者 (13件):
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巻: 69  ページ: 190-202  発行年: 2018年 
JST資料番号: W1766A  ISSN: 0889-1591  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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神経炎症はくも膜下出血(SAH)誘発脳障害の病因に関与する必須機構である。最近,ネトリン-1(NTN 1)は,好中球の浸潤を阻害することにより非神経系疾患における抗炎症性を発揮するために確立した。本研究では,神経炎症にNTN1の影響,およびSAHのラットモデルにおける潜在的機構を検討した。二百九十四匹の雄Sprague Dawleyラット(体重280 330g)はSAHの血管内穿孔モデルに供した。組換ヒトNTN1(rh NTN 1)を静脈内投与した。NTN1とUNC5Bの低分子干渉RNA(siRNA),選択的PPARγアンタゴニストビスフェノールAジグリシジルエーテル(BADGE)を適用した。ポストSAH評価は,神経行動学的機能,脳水含量,ウェスタンブロット分析,免疫組織化学を含んでいた。著者らの結果は,内因性NTN1とその受容体UNC5BレベルはSAH後に増加したことを示した。Rh NTN1の投与はSAH後の脳浮腫,改善された神経学的障害,および抑制されたミクログリア活性化,PPARγ活性化,NFκBの阻害に付随し,TNF-α,IL-6およびICAM-1だけでなく,ミエロペルオキシダーゼ(MPO)の減少を減少させた。内因性NTN1のノックダウンは,炎症性メディエーターおよびMPOの発現を増加させ,神経炎症と脳浮腫を悪化させた。さらに,特異的siRNAを用いたUNC5BのノックダウンとBADGEによるPPARγの阻害はRh NTN1の保護効果を阻止した。結論として,著者らの知見は,外因性Rh NTN1処置はラットにおけるSAH,UNC5B/PPARγ/NFκBシグナル伝達経路により仲介される可能性がある,後のミクログリア活性化を阻害することにより神経炎症および神経学的障害を減弱させることを示した。外因性NTN1はその抗炎症作用により早期脳損傷を改善する新しい治療薬になると考えられる。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (4件):
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中枢神経系  ,  血管系  ,  循環系の基礎医学  ,  循環系の疾患 

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