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J-GLOBAL ID:201802277331942120   整理番号:18A2137628

イネ水田養殖における魚生産性に影響する要因:中央ラオスのビエンチャン省における事例研究

Factors Influencing Fish Productivity in Rice Paddy Aquaculture: A Case Study in Vientiane Province, Central Laos
著者 (4件):
資料名:
巻: 52  号:ページ: 359-366(J-STAGE)  発行年: 2018年 
JST資料番号: Y0175A  ISSN: 0021-3551  CODEN: JARJA9  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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ラオスのイネ水田(イネ-魚)における魚の生産性に影響する因子を決定するために,本研究では,ラオスのビエンチャン省のフアンおよびナサイトン地区における在来魚(Anabas testudineus)を用いて水産養殖試験を行った。魚生産性に影響を及ぼす要因と考えられる飼養密度(StockD),仔魚の初期体重(BWI),飼養期間(期間)および給餌条件(fed,給餌あるいは非給餌)を評価した。多重線形回帰における変数選択により得られた最終モデルは,固定効果としてfedと共にstockDおよび期間を含んだ。Bayesianフレームワークに基づいて,95%の事後確率間隔(PPI)はstockD(-32.75~-23.36)および期間(-0.70~-0.36)に対して負の値を示し,fedに対して正の値(3.49~8.54)を示した。これらの結果から,1)飼養密度は一次因子であり,高い飼養密度は魚生産性を低下させる,2)長い飼養期間は飼養密度と比較して魚生産性の改善に寄与しない,並びに3)給餌条件は魚生産性を改善し,これは水田の自然食品品目(例えば水生昆虫,甲殻類)の栄養欠乏を支持することが示された。著者らの知見は,魚の生産性が低い飼養密度によって改善され,給餌が低い飼養密度および長い飼養期間で高い生産性を維持する可能性を持つことを示唆した。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
分類
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増養殖の技術  ,  稲作 
引用文献 (23件):
  • Berg, H. (2002) Rice monoculture and integrated rice-fish farming in the Mekong Delta, Vietnam--economic and ecological considerations. Ecol. Econ., 41, 95-107.
  • Cacaud, P. and Latdavong, P. (2008) Fisheries and aquaculture in the Lao PDR: A Legislative Review. FAO, Bangkok, pp.83.
  • Chaparro, C. et al. (2014) Overview of the nutrition situation in seven countries in Southeast Asia. Food and Nutrition Technical Assistance III project (FANTA), pp.56.
  • Chapman, G. and Fernando, C.H. (1994) The diets and related aspects of feeding of Nile tilapia (Oreochromis niloticus L.) and common carp (Cyprinus carpio L.) in lowland rice fields in northeast Thailand. Aquaculture, 123, 281-307.
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