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J-GLOBAL ID：201802277439003477   整理番号：18A1603241

都市近郊コナラ二次林での主要高木性樹種の枯死状況とその影響要因

Environmental factors influencing mortality of main tree species in a Quercus serrata secondary forest in the suburban area.

著者 (4件)： 田端敬三 (近畿大 農) ,  蔵本裕介 (近畿大 農) ,  白井佑季 (近畿大 農) ,  奥村博司 (近畿大 農)
資料名： 日本緑化工学会誌  (Journal of the Japanese Society of Revegetation Technology)
巻： 44  号： 1  ページ： 39-44  発行年： 2018年08月31日 
JST資料番号： Z0839A  ISSN： 0916-7439  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 奈良市近郊のコナラ二次林において,ソヨゴ,コナラ,スギ,ヒノキ,ウワミズザクラの主要高木性5樹種の3年間での生存・枯死状況,および枯死形態を調査し,その影響要因について検討した。その結果,5樹種いずれも枯死個体が生存個体に比べ,胸高断面積は有意に小さな値を示した。コナラでは特に,周囲の競争木が高密度の条件で高い枯死率が見られた。ソヨゴ,ヒノキでは生育地点の土壌pH,スギは可給態リン酸含量,コナラでは傾斜角度が,それぞれ生存・枯死に影響していた。ヒノキでは立ち枯れ,スギでは根返りによる枯死が多く見られた。ウワミズザクラでは土壌含水率,交換性カリウム含量が低い立地環境で立ち枯れ個体が多数見られた。(著者抄録)

シソーラス用語： 都市郊外 ,  コナラ ,  *二次林 ,  *枯死 ,  因子 ,  奈良県 ,  樹木 ,  *土壌物理特性 ,  *土壌化学特性
準シソーラス用語： 都市近郊 ,  影響要因 ,  奈良市 ,  高木性樹種 ,  土壌理化学性

分類 (2件)： 植物生態学  (EE02000E) ,  森林植物学  (FF02020E)

引用文献 (26件)：

• 1) 馬場生織・岩坪五郎 (2001) 近畿大学奈良キャンパスの現存植生に関する生態学的研究, 近畿大学農学部紀要, 34:113-149.
• 2) Braathe, P. (1980) Height increment of young single trees in relation to height and distance of neighbouring trees. Mitteiungen der Forestlichen Bundes-Versuchsanstalt Wien, 130: 43-48.
• 3) 土壌環境分析法編集委員会 (1997) 土壌環境分析法. 博友社, 427 pp.
• 4) 古谷知之 (2011) R による空間データの統計分析. 朝倉書店, 184 pp.
• 5) 星野義延 (2005) 落葉広葉樹二次林(コナラ林). 福嶋 司・岩瀬 徹編, 図説 日本の植生, 朝倉書店, pp. 36-37.

タイトルに関連する用語 (8件)： 都市近郊 ,  コナラ ,  二次林 ,  高木 ,  樹種 ,  枯死 ,  状況 ,  影響要因