抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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背景:骨腫瘍の広い切除縁は局所再発の低い発生率と関連しており,原発性悪性長骨腫瘍の骨内範囲の正確な測定が重要である。MRIの精度を評価するために,磁気共鳴画像(MRI)により評価した骨内腫瘍範囲を肉眼標本と比較した。【方法】長骨に原発性悪性腫瘍を有する合計255名の患者を含んだ。MRIを用いて,腫瘍の長さを関節表面から異常および正常な骨髄信号間の境界までの距離として定義した。異常な骨内シグナルの程度を,化学療法後の非強化T1強調(T1WI)磁気共鳴画像で測定した。全手術標本を切片化し,腫瘍範囲を測定した。Wilcoxon signedrank試験を用いて,MRIと肉眼標本所見の間の差をテストした。スピアマンの相関分析を用いて,群間の相関を試験した。【結果】肉眼標本(112mm;範囲,45-300mm)による腫瘍長の中央値は,MRI(108mm;範囲,45-304mm;Z=6.916,P<0.001)によるそれより長かった。255の画像のうち,腫瘍の長さは27のT1WI磁気共鳴画像で正確に表され,79の画像で過大評価され,149の画像で過小評価された。画像と肉眼標本測定の間の中央値差は,腫瘍長さが過大評価された79例に対して2.0mm(範囲:1.0~15.0mm)であり,腫瘍長さが過小評価された149例に対して5.0mm(範囲:1.0~18.0mm)であった。スピアマン相関は,MRI上の腫瘍長さを有する肉眼標本における腫瘍長の高い相関を示した(R=0.99,P<0.01)。結論:術前MRIは髄内悪性骨腫瘍境界の決定において有用な方法であり,石灰化術前の長骨腫瘍の受け入れられた評価法として役立つ可能性があると結論した。Data from Wanfang. Translated by JST【JST・京大機械翻訳】