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J-GLOBAL ID:201802278028080321   整理番号:18A0334256

ラパマイシンはmTOR FABP4経路を遮断することにより血管腫における内皮細胞の増殖を阻害する【Powered by NICT】

Rapamycin inhibits the proliferation of endothelial cells in hemangioma by blocking the mTOR-FABP4 pathway
著者 (5件):
資料名:
巻: 85  ページ: 272-279  発行年: 2017年 
JST資料番号: A0845C  ISSN: 0753-3322  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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FABP4は正常及び病理学的両組織で広く発現している。は細胞増殖,内皮細胞の生存と移動に影響し,そのため,血管新生を促進する。しかし,血管腫または血管腫内皮細胞(HemECs)におけるFABP4の役割は調べられていない。本研究では,FABP4はHemECsの増殖を直接調節するかどうかを調べた。細胞周期チェックポイント遺伝子の発現はヒト皮膚微小血管内皮細胞(HDVECs)と乳児血管腫内皮細胞のマイクロアレイデータを用いて分析した。リアルタイムRT-PCRおよびウェスタンブロット法により,HemECsにおけるFABP4の発現を調べるために用いた。次に,FABP4発現をsiRNAまたはラパマイシンを用いたHemECsで阻害され,またHemECsのレトロウイルス形質導入を用いてアップレギュレートHemECsの増殖に及ぼすその影響を評価することであった。マイクロアレイデータは細胞周期チェックポイント遺伝子はHemECsでアップレギュレートされたことを示した。HemECsはHDVECsより有意に高い増殖速度を示した。FABP4とmTORの発現はHemECsで増加した。FABP4ノックダウンはHemECsのBrdU取込および細胞数を低下させたが,細胞増殖は,FABP4の過剰発現により促進された。さらに,ラパマイシン(10nM)は,mTOR FABP4シグナル伝達とHemEC増殖を阻害した。総合すれば,これらの結果は,mTORシグナル伝達経路FABP4は血管腫における内皮細胞の増殖を直接調節することを示した。FABP4のラパマイシンと阻害剤は小児血管腫の治療のための治療的可能性を持つ。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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分類 (5件):
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血管系  ,  生物学的機能  ,  腫ようの化学・生化学・病理学  ,  細胞生理一般  ,  遺伝子発現 
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