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J-GLOBAL ID：201802278113610506   整理番号：18A1415462

2014年台風11号豪雨による六甲山系の斜面崩壊地分布と砂防堰堤堆積土砂の変動特性の関係

著者 (3件)： 南部啓太 (協和設計) ,  西岡孝尚 (協和設計) ,  澁谷啓 (神戸大 大学院工学研究科)
資料名： 地盤工学会誌  (Geotechnical Engineering Magazine)
巻： 66  号： 8  ページ： 26-29  発行年： 2018年08月01日 
JST資料番号： F0369A  ISSN： 1882-7276  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： ・崩壊土砂の流出特性を明らかにするため,台風11号豪雨で崩壊箇所が最も多かった北六甲エリア有馬川水系を抽出し,崩壊地と砂防堰堤背面の堆砂変動との関係を検討。
・砂防堰堤の流域面積や配置されている谷次数などを考慮して,崩壊斜面と下流への土砂流出特性について報告。
・有馬川水系は,上流側に配置していた砂防施設により多くの土石流を捕捉・抑制していたことから,下流側への土砂流出を防止できたとの成果。
・砂防施設の配置では,保全対象の直上流の最下流域に優先的に整備することが多いが,渓床勾配が急な土石流発生・流下区間(勾配1/6以上)にも小規模施設を配置することが効果的。

シソーラス用語： 台風 ,  豪雨 ,  *土石流 ,  土砂災害 ,  山岳 ,  兵庫県 ,  *砂防ダム ,  流送土砂 ,  *土砂流出 ,  防護施設 ,  河川流域 ,  山地河川
準シソーラス用語： 下流域 ,  砂防施設 ,  斜面災害 ,  六甲山系

分類 (2件)： 一般,砂防工学  (RC12010B) ,  自然災害  (RA02030M)

引用文献 (15件)：

• 六甲砂防事務所: 土石流をくい止めた砂防えん堤, 入手先 <https://www.kkr.mlit.go.jp/rokko/disaster/history/h26/pdf/typhoon_20140919.pdf> (参照 2018.4.17)
• 沖村 孝: 土砂災害の現状と課題, 地盤工学会誌, Vol.64, No.4, pp.1~3, 2016.
• 鏡原聖史・植田允教・沖村 孝: 2014年台風11号の豪雨によって六甲山系で発生した崩壊の特徴, 地盤工学会誌, Vol.64, No.4, pp.4~7, 2016.
• 宮崎元紀・田村圭司・久保正和・渡辺隆吉・郡 典宏・山田真悟・吉川卓郎: 平成26年台風第11号により六甲山地で発生した崩壊について, 平成27年度砂防学会研究発表会概要集, pp.B-292~293, 2015.
• 沖村 孝: 大きな降雨強度の頻発に備える, 水文・水資源学会誌, Vol.29, No.1, pp.1~4, 2016.

タイトルに関連する用語 (8件)： 台風 ,  豪雨 ,  六甲山系 ,  斜面崩壊 ,  分布 ,  砂防堰堤 ,  堆積土砂 ,  変動特性