文献
J-GLOBAL ID:201802278129347254   整理番号:18A1420620

高速鉄道整備における単線新幹線システムの適合条件に関する研究-基本条件の分析とGAに基づく考察-

A study on compatible condition of single-track Shinkansen system in high-speed railway construction: Analysis of elementary conditions and consideration based on Genetic Algorithm
著者 (1件):
資料名:
巻:号:ページ: 37-46  発行年: 2018年06月30日 
JST資料番号: F1964A  ISSN: 2189-2946  資料種別: 逐次刊行物 (A)
発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
近年,いわゆる整備新幹線の建設が進行し,次なる路線整備として基本計画線の建設に対する注目が集まりつつあるが,いわゆるフル規格新線による整備は高機能だが建設コストが高く,かといって他の整備手法では低コストではあるものの高速鉄道とは言いがたいほど低機能であるという問題を抱えている。そのような中,コストを抑えながらも高速鉄道としての一定の水準を確保できる方式として単線新幹線システムが提案されている。本研究では一連の研究の成果を踏まえ,まず,新幹線整備前の表定速度と,各種整備手法の整備単価や整備後の表定速度を用いて基本的な分析をした。その結果,全ての速度域においてスーパー特急方式よりも単線新幹線システムの方が手法が成立しうる旅客数の下限値が小さいこと,整備前の在来線の表定速度が100km/h程度以下の場合においてフル規格に比べて少ない利用者数でも成立する傾向にあることなどがわかった。また,遺伝的アルゴリズムを使って実際の我が国の幹線鉄道網の中でどのような区間において単線新幹線システムが適用されうるのかを探索した結果,単線新幹線はフル規格線に比べると安価であるものの表定速度が劣るため長距離区間には向かないこと,比較的利用者の少ない短距離の支線的な役割の路線に向いていることなどがわかった。(著者抄録)
引用文献 (10件):
  • 天野光三・中川大・加藤義彦・波床正敏(1991).都市間交通における所要時間の概念に関する基礎的研究.土木計画学研究論文集,Vol.9,69-76.
  • 大分市(2016).大分市豊予海峡ルート調査業務報告書. http://www.city.oita.oita.jp/www/contents/1485078675058/index.html.(2017年8月29日取得)
  • 交通政策審議会陸上交通分科会鉄道部会整備新幹線小委員会(第1回)(2012).(資料4)整備新幹線(未着工区間)の整備効果等について. http://www.mlit.go.jp/common/000204608.pdf.(2017年8月29日取得)
  • 鉄道・運輸機構(2009).平成20年度事業評価監視委員会参考資料.p.33. http://www.jrtt.go.jp/01Organization/org/pdf/jk20-7.pdf.(2017年8月29日取得)
  • 波床正敏(2009).GAを用いた都市間鉄道網計画策定支援システムの計算効率化に関する研究.2009年度土木情報利用技術論文集,Vol.18,223-234.
もっと見る

前のページに戻る