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J-GLOBAL ID:201802278189975696   整理番号:18A0335237

初代ヒト腎上皮細胞におけるサイトカラシンDとTGFβ1によるCTGFの相乗的誘導:転写調節因子MKL1,YAP/TAZとSmad2/3の役割【Powered by NICT】

Synergistic induction of CTGF by cytochalasin D and TGFβ-1 in primary human renal epithelial cells: Role of transcriptional regulators MKL1, YAP/TAZ and Smad2/3
著者 (4件):
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巻: 29  ページ: 31-40  発行年: 2017年 
JST資料番号: T0667A  ISSN: 0898-6568  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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アクチン細胞骨格の変化を含む細胞形態の変化は,疾患腎尿細管上皮細胞の顕著な特徴である。遺伝子発現に及ぼすアクチンリモデリングの影響は細胞系に基づいた多くのモデル系で解析したが,本研究は腫瘍腎の健常部分から単離されたヒト初代尿細管上皮細胞を検討した。ラトルンクリンB(LatB)およびサイトカラシンD(CytoD)は受容体非依存性様式でG-アクチンレベルを調節するために使用した。両化合物(0.5μM)はRhoキナーゼ依存性様式でF-アクチン構造を大きく変化させたが,CytoDのみが強く線維化促進因子CTGF(結合組織成長因子)を誘導した。過渡ダウンレギュレーション実験により示されるように,CTGF誘導はYAPに依存していた。CytoDはYAPまたはTAZの核局在化を変化させなかったが,LatBは特にTAZの核レベルを低下させた。CytoDはMKL1を修飾し,CTGF誘導を調節する血清応答因子(SRF)の共活性化因子,その核局在化を促進した。TGFβ-1は尿細管間質性疾患に関与する主要な因子の一つであり,CTGFの誘導因子である。CytoD LatBがないとのプレインキュベーションは,CTGFのTGFβ1誘導合成,プラスチックディッシュ上で培養した細胞と同様に極性化した上皮細胞の両方を相乗的に高めた。CytoDはSmad2/3のリン酸化に直接影響を与えなかったが,それらのリン酸化を促進し,従ってTGFβ-1による活性化。著者らの今回の結果は,形態学的変化は,主要な線維化促進因子の一つであるTGFβ-1の細胞シグナル伝達に強い影響を与えるという証拠を提供する。しかしながら,我々のデータは,細胞形態自体の変化はアクチン再構成の分子微調整に決定的に依存するそれらの相互作用を予測することができないことを示した。Copyright 2018 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.【Powered by NICT】
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